国際交流・留学 International exchange and study abroad

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派遣留学の体験記 (ドイツ・アラヌス大学)

芸術学研究科 総合造形芸術専攻(博士課程後期)3年  大島 愛さん

 ドイツ・アラヌス大学
[2019年3月 ‐2020年2月]

● 留学先大学の特徴とアピールポイント
 自然豊かな山の中にあり、とてものどかで落ち着く大学です。人ものんびり親切で安全な地域です。
 大学周辺は田舎ですが、すぐ近くに元西ドイツの首都で丁度いい規模の街ボンがあり、人も文化も活気があるケルンや、日本人・日本企業が多く有名美大もあるデュッセルドルフにも、セメスターチケット(州内電車バス乗り放題券)で気軽に足を伸ばせるので、生活面でも、美術を学ぶにあたっても、とても良い環境です。 
 クラスのゼミは週一回で、基本的には作品の講評や作家についてのプレゼンがあり、時々みんなで美術館やアートフェアに出掛けたり、プロのアーティストのアトリエ訪問をしたりもします。ちなみにケルンのアートフェアはドイツ最大かつ世界三大アートフェアの一つなので、アトリエでのんびり制作しつつも時々最新の美術の刺激を受けることができるという、理想的な制作環境なのではないでしょうか。
 他の国からの留学生も多いので、ドイツだけでなく色々な国の文化を学ぶことができます。

大学校舎の様子

大学内に馬がいるのどかな光景


● 留学を振り返って、留学で得たものと今後の目標は何ですか?
 予想外に色々な国の友人と、恥ずかしげもなくカタカナ英語で話し掛ける図太さを得ました。
そして思っていた以上に、中学レベルのカタカナ英語でも友達関係や恋の話、文化や政治や歴史の話など、色々な情報をなぜか交換出来てしまう事を知りました。
 海外と飛行機は怖いと怯えていた人間だったのですが、何とかはなることを知ったので、今はもっと色々な国に色々なものを見に行きたいし、色々な場所で展示もしてみたいです。よその国で生活する大変さも身に沁みたので、もっと海外から来る人達と交流して手助けもしたいなと思います。

大学内の制作室

ハウスメイト達


● これから留学を希望する後輩へのメッセージ
 留学から帰って来た人達はみんな「なんとかなる!」と言っていたので、本当に?と思いながら行ってみたら、本当に不思議と何とかなりました。未知の環境で大変な事もありますが、その分日本では味わえない新鮮な驚きと喜びもたくさんあります。そして思っている以上に、こちらから話かけてみるとみんな色々話をしてくれます。私はもっと早く話かけておけばよかった…!と後悔する事も多かったので、ぜひいつもよりも大幅に心を開いてコミュニケーションを取ってみることをオススメします。カタカナ中学英語過ぎてよく笑われる私ですら大丈夫だったので、きっと皆さんはもっと大丈夫です。そしてもしたとえ話ができなくたって、あの美しい街並みののんびりした時間の中で人生の一部を過ごせるのは結構な幸せな経験です。あなたなりの楽しみ方で、しっかり楽しんできて下さい。

写真 (Lighting) の授業

ケルンの画材店の様子

 

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