システム工学科Development of Systems Engineering

本分野では、人間とロボットとの共生社会に向けて、人間が安全・安心・快適な生活を送るためのロボットシステムの開発を担う人材を育成する。少子化による労働者人口の減少が見込まれる中で、また、地場産業である自動車・製造装置・工作機械産業を支え発展させるためには、産業系ロボットやロボット応用システムを開発できる能力を備えた人材が社会から求められている。また、超高齢化社会に向けた介護・福祉・リハビリのためのロボット技術・コミュニケーション技術が必要である。 これらの社会からのニーズに応えられる人材を育成するため、本分野ではまず、ロボティクス・システム制御・システム推定・インテリジェント制御など、ロボットに関連するさまざまな分野の基礎を教育する。さらに、介護支援ロボット・福祉ロボット・救急搬送支援機器・リハビリ機器・パワーアシストなどのロボット応用システムや、ヒューマンロボットインタラクションやAR/VRなどといったエンターテインメント・コミュニケーションのための応用技術などの研究を通して、深い先進技術開発と幅広い展開能力を両立できる人材を育成する。