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ロングインタビュー第5回

国際学部国際学科4年 河野 薫さん
(大学案内2016「Voices」掲載)

■ 国際学部を志望した動機を教えてください。
国際学部に入れば、世界のいろんな価値観に触れることができて、選択肢や可能性が広がると考えたからです。

■ 実際に入学して感じた国際学部の良いところは?
国際学部には、「ラテンアメリカ研究」「アフリカ研究」「イギリス文化論」「アメリカ文化論」など、いろんな国の文化を学べる授業があります。興味を持つことで外国をより身近に感じて、抵抗感みたいなものがなくなりました。あとは、「少人数」ということですね。ほとんどの人が、お互い顔を見れば分かるので、かかわりが強くなるというのも良いところだと思います。また、情報科学部や芸術学部の方とかかわることができるということも魅力です。それぞれの個性的な「学部の良さ」を生かせる環境があるところも市大の良さだと思います。

■ 大学ではどのような勉強をしているのですか?
今はマスメディアや国際コミュニケーションを研究するゼミに入っています。ゼミの先生は新聞記者の経験があるので、いろんなことに精通していて、かなり影響を受けています。視点の広さや物事に対する鋭い見方など、勉強になることが多いです。

■ 課外活動ではダンス部の部長をしていたそうですね。
2年の秋からダンス部で部長を務めました。部長であることが良いプレッシャーとなり自らの実力アップに一層励みました。人数が多かったんで、まとめる難しさはありましたが、それぞれの立場を考えながらコミュニケーションを取っていく勉強になりました。対外的には、「みんなに応援してもらえる部にすること」が一番の目標でした。学内では練習場所の周辺を清掃したり、学外では広島市消費生活センターの消費者月間PRのショーの依頼を積極的に引き受けたりしました。これには社会貢献を通して頑張っている姿を見てほしいという思いもありました。

■ ダンスの魅力について教えてください。
最初に思ったのは、基本的なことを練習しないと上手くならないところに「渋さ」を感じました。簡単にはできない感じが自分には魅力的でした。それと、ダンスには国境がないというところです。ダンスはコミュニケーションのツールにもなります。ニューヨークに行ったとき、ストリートでダンスをしている人がいたんで自分も参加してみたら、友達になりました。言葉を使わなくても伝わることがあるということを経験できました。

■ 個人では、ダンスの世界大会に参加したそうですね。
台湾で開催された世界大会に参加しました。最初は「YouTube」で見て、「かっこいい」「直接触れたい」と思いました。その好奇心と、ステップアップしたいという挑戦心から参加しました。実は、大会に出場するには、日本での選考会に参加する必要があったんですが、気付いたときにはその日程に間に合わなくて。思い切って関係者の方に直接連絡を取って相談してみたんです。もう勢いだけでした(笑)。それで、なんとか台湾での予選に参加させてもらえました。本選には進めなかったんですが、世界のレベルに触れることができたり、台湾の学生と友達になって向こうのダンス事情を聞くことができたりするなど、日本とは違う環境で大きな刺激を受けました。

■ 河野さんのこれからについて教えてください。
ダンスを通して学んだ「コミュニケーション力」を生かし、人と人とをつなぎ、その中で多くの人の価値観に触れて、これからも自分の可能性を広げていきたいです。