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ロングインタビュー第2回

杉野さん

国際学部国際学科3年 杉野 伸さん
(大学案内2012「Voices」掲載)

■ 国際学部を志望した動機を教えてください。
高校では理系を選択していたんですが、理系だけでは学び得ないものがあると思ったのと、環境問題やNPOにも興味があったんで、国際学部を選びました。数学が苦手だったというのもあるんですけど(笑)。

■ トライアスロン部に所属しているそうですね。トライアスロンを始めたきっかけは?
スポーツは好きですが、鉄人レースと言われるトライアスロンをすることはないと思っていました。はっきり言って、水泳、自転車、マラソンでタイムを競うレースの真っ最中は、苦しいばかりで楽しい気持ちにはまったくなれません。そもそも、水泳が苦手なんで、水泳のないレース「デュアスロン」というものがあると知って、ロードバイクに興味があったこともあって思わず入部してしまったんです(笑)。入部後には、プールに通って水泳も克服しましたけど。今は夢中になって練習に励む毎日を送っています。

■ トライアスロンのどんなところに魅力を感じますか?
6月~9月のオンシーズン以外は、コツコツとマラソン・自転車・水泳の練習をする毎日です。それでも夢中になれるのは、練習をすれば持久力アップなどの結果が付いてくることの面白さもありますが、何よりもレースが終わった瞬間の達成感が何ものにも代えがたいものだからだと思います。また、意外に努力できる人間だったという新しい自分を発見したことや、仲間の大切さに気付いたこともトライアスロンのおかげかもしれません。今は、積極的にレースに参加して、良い結果を出すことを目標にしています。

■ 「広島市立大学 学生文化・スポーツ振興会」の代表として、グラウンドの芝生化にも尽力しているそうですね。関わった経緯を教えてください。
「広島市立大学 学生文化・スポーツ振興会」は、クラブやサークルがお互いに協力をするために先輩たちが作った学生の任意団体で、グラウンドの芝生化は、その活動のひとつです。芝生化をすることで、運動系のクラブのみならず全ての学生がグラウンドを利用しやすくなると考え、昨年から、トライアスロン部、ラグビー部、サッカー部、陸上部などが協力し、大学初の試みとして始めました。資金集めから芝生の種まき・移植・維持・管理までの全てを行っています。
昨年、代表が交替する時に、周りが3年で自分が2年ということで、無言の圧力があったのもありますが、何より大学の歴史に自分の名前を残せる良いチャンスだと思い、団体の代表になりました。代表と言っても、クラブ同士のやり取りの仲介とか、実際は雑務が多いんですけど(笑)。
実は、トライアスロン部にとって芝生化のメリットはほとんどありません。しかし、代表として、やるからにはちゃんと芝生化をして、後輩たちに何代にもわたって引き継いでもらえるように活動していきたいという想いもあります。

■ グラウンドの芝生化活動を通じて学んだことを教えてください。
ゼロから始める勇気を持つことができました。そして何より、人とのつながりが一番大切だと感じました。資金集めのために、大学の同窓会に出席してOBやOGの先輩方にもお願いしたところ、皆さん快く寄付をしてくださいました。また、「期待してるよ」と言われ、励みになりました。こうした活動を学生主体で取り組むのは珍しいことだそうですが、先輩や先生方とのつながりの深い広島市立大学だからこそ成功したのだと思います。