大学について
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多田 昂平さん

自由に満ちた環境で
自分の表現を探し
制作に打ち込む日々
芸術学部 美術学科 彫刻専攻 3年
多田 昂平(ただ こうへい)
※学年、掲載内容は取材当時(2024年12月から2025年3月)のものです。
充実した工房で始まった アートに打ち込む毎日
十分な広さと設備がある環境に惹かれて市大に入学しました。市大の学生は穏やかな人が多く、自由にのびのびと制作に打ち込める雰囲気が気に入っています。情報と国際という、芸術とは全く違う学部があることも面白くて、サークルなどを通して他学部の学生と交流すると、自分とは全く異なる視点に気付かされることも多く、刺激につながっています。
高い専門性がすぐ近くに 刺激の多い環境
彫刻専攻では木、石、金属、セラミックス(陶器)の基本素材のほか、複数の素材を扱うミクストメディアでの制作をひと通り学びます。各学年の前期と後期でそれぞれの課題制作に取り組みました。先生からの指導は、材料に応じた彫り方や道具の使い方など技術的なことが中心で、制作に対する考え方などは自由です。彫刻専攻は1学年10人と少人数教育(※1)で、制作の悩みを相談すると、先生方の高い専門性を身近に感じられます。「古美術研究」(※2)の授業では関西へ研修旅行に行き、大仏や力士像などの人物彫刻を自分の目で見て学びました。人物プロポーションの見事さ、動きのある曲線美、台座とのバランス感など、現代の彫刻にも通じる部分もあり、良い刺激をもらえました。刺激という点では、学内の芸術資料館(※3)もよく訪れます。自分と同じ学生が作る作品にインスピレーションを受けますし、先生方の作品は着眼点も表現技法も参考になることばかりです。
少人数教育 ※1
本学の教員1人当たりの学生数は約2.2人。演習系科目では討論形式の授業を行う。
古美術研究 ※2
国内外の古典芸術について事前調査・実地研究を行い、より専門的な知見を深めるための芸術学部3年次科目。
芸術資料館 ※3
国内外の美術作品約1,400点を収蔵。展示室では、企画展や学部・大学院の研究発表展を随時開催しており、一般にも公開している。

芸術資料館は刺激をもらえる場所の一つ。
一つの素材が生み出す多様な表情が芸術の醍醐味
制作素材として使っている流木は、休日に友達と川や海に行って拾った、自然由来のものです。一つの流木を洗って干し、磨いて塗料を塗り、3Dプリンターを使って量産。同じ流木を組み合わせて一つの作品として表現しています。ある作品では流木が漂う夜の海を表現するため、塗料に濃淡を付け、波の形をイメージした形状にしました。

深い青で塗装し夜の海を表現した作品。

同じ流木を使っても、テーマごとに全く異なる作品を生み出せることに、芸術の奥深さ、面白さを感じています。学内の作品展にも2年生の時に手を挙げて参加しました。「広島」がテーマだったので、流木を組み合わせて大きな一つの集合体を作り、原爆で一度更地になっても復興し都市開発が進む広島を表現しました。今振り返ると全然表現しきれてないなと感じますが、同じテーマで作られた作品が会場に並ぶので、自分にはない発想を学べる経験でした。
自然豊かな市大で表現を続けたい
将来は、アーティストとして独立し、活躍することが理想です。そのために大学院への進学はもちろん、海外の芸術を学ぶために留学も考えています。作品を作り続けられる環境を大切に、焦らずにゆっくり進んでいくつもりです。美術や芸術の「ここが面白い」という価値観を人に伝えられる作家になれたらと思っています。また、市大は制作に打ち込める設備環境が魅力で、特に20トンもの石を動かせるような大型設備が備わっていることは、市大ならではの恵まれた環境ではないでしょうか。空が綺麗に見える開けた立地や、大学に住みついた地域猫(※4)、気まぐれに出没する野生動物たちなど、自然にあふれた土地も創造性を豊かにしてくれる気がします。過度な競争心に追われることなく、これからも純粋にアートに向き合い続けたいです。
地域猫 ※4
サークル「いちだい猫の会」メンバーが世話をしている。
広島の戦後復興からの街づくりを集合体で表現した。
友達と鳥取旅行に行ったときの一枚。
大学内で猫と触れ合うのは癒しの時間。

お問い合わせ先
広島市立大学事務局企画室企画グループ
電話:082-830-1666
FAX:082-830-1656
E-mail:kikaku&m.hiroshima-cu.ac.jp
(E-mailを送付されるときは、&を@に置き換えて利用してください。)
