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研究発表会・神楽の公演をしました(市大生チャレンジ事業)

大学祭にて開催

芸術学部・国際学部3年生6名のチーム「神楽のなかまたち」は、2025年度市大生チャレンジ事業
「面で伝える里神楽の歴史と魅力」というプロジェクトに取り組んでいます。
2025年10月26日(日)に広島市立大学第32回大学祭にて、
研究発表会と神楽の公演を行いました。

研究発表会の様子

研究発表会では、神楽の歴史の調査報告や有識者から伺ったお話、神楽団への訪問報告などを行いました。
発表を行った講堂大ホールでは、チームメンバーが制作した油絵や神楽面を展示し、来場者の方々に作品を通じて神楽の魅力を伝えました。
学生による発表の後には、有識者の一人である山上さん(ワンチーム・れきし紙芝居所属)に神楽のこぼれ話や公演演目のストーリーについて解説していただきました。
公演演目の解説では登場人物の紹介や物語の背景を話していただき
、次に行われる神楽公演をより楽しむための理解を深めることができました。
発表会の最後には、佐伯区八幡東で活動されている高井神楽団の皆さんに神楽をご披露いただきました。
演目は「滝夜叉姫」、主役である五月姫(滝夜叉姫)を演じるのはチームメンバーの一人である濱本拓海さんです。
力強くしなやかな舞と、美しい囃子。激しい闘いに面の早変えなど数々の見せ場を間近で観賞できる、臨場感にあふれた時間となりました。
終演後、高井神楽団の塚本団長からは「神楽を見ることはあっても研究する人は少ないため、若い方が神楽を広めてくれるのは嬉しい」とのお言葉をいただきました。
発表会には多くの方にご来場いただき、大人からお子様まで幅広い年代の観客に神楽の魅力を感じていただくことができました。


研究発表会の内容を動画でご覧いただけます。
「神楽のなかまたち研究発表会」動画はこちら(YouTube)
※動画データや再生リストをSNSなどに投稿することはご遠慮ください

  • 研究発表会の様子01

    写真や動画を交えた発表風景

  • 研究発表会の様子02

    神楽の知識をさらに深めたいという思い

  • 展示された油絵

    油絵「大江山のもみじ姫」(大槻拓真:作)

  • 展示された神楽面

    般若面を始めとした神楽面(濱本拓海:作)

  • 山上様による講話

    山上さんによる講話

  • 滝夜叉姫公演の様子01

    奏楽とともに現れる五月姫

  • 滝夜叉姫公演の様子02

    滝夜叉姫とその手下の夜叉丸・蜘蛛丸

  • 滝夜叉姫公演の様子03

    姫と対峙する大宅中将光圀たち

  • 滝夜叉姫公演の様子04

    面の早変えの瞬間は必見

今後の活動

・発表の中で紹介した山根神楽団様の神楽公演への訪問および鑑賞
・​広島県や島根県の神楽団への訪問を行い、その神楽団のもつ舞の魅力や特色、信念、団の抱える問題について調査
・油絵などの作品制作、昔ながらの神楽面の復元
・2026年3月に開催される活動報告会の準備
残された活動期間も神楽の魅力を伝えられるよう全力で取り組んでいきたいと考えています。

メンバー

・芸術学部3年 濱本 拓海(代表者)
・国際学部3年 原 幸生
・国際学部3年 西村 優輝
・国際学部3年 田中 登偉
・芸術学部3年 東 拓光
・芸術学部3年 大槻 拓真

活動の目的

昔から使われてきた神楽面を復元することで、広島神楽の歴史を知ってもらい、広島神楽の発展と継承に繋げる。

関連リンク

お問い合わせ先

広島市立大学地域共創センター(地域連携グループ)
TEL:(082)830-1542
FAX:(082)830-1555
E-mail:chi-ren&m.hiroshima-cu.ac.jp
(※E-mailを送付するときは、&を@に置き換えて利用してください。)

 

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