産学連携・地域共創
Industry liaison and community building

太田川を遡上して、その文化と歴史を響かせ映す
川面に昇り降りするための雁木と呼ばれる階段は、かつて盛んだった舟運の歴史的痕跡を残す広島の文化的景観です。本プロジェクトでは、広島市内にはおよそ400箇所が残るというこの雁木に焦点を当てながら、太田川を遡上していく参加型のプログラムを展開します。
川に基づくナラティブをベースとした作品で知られるアーティストの前田耕平を広島に招き、広島市を流れる太田川を舞台とした新作プロジェクトを展開します。ワークショップ、パフォーマンスに携わることで、行為ベースの作品の制作スキルを深めることができます。
アーティストは河口からスタートし、船で遡上していきます。その過程で雁木に立ち寄り、都度パフォーマンス(詩を読む等)のアクティビティを展開しながら上流を目指すことで、詩的な営みを川岸から川岸へ伝達させながら、都市の歴史や営為を眼差す作品を制作します。
参加者が自然や歴史の文脈を作品としてかたちづくり、残すための実践的な技術や方法を共有することで、自らの経験や持てる表現技術を自然や環境と接続し、それを市民や鑑賞者に向けて共有する多様な方法を実践します。
※受講生の募集は終了しました。パフォーマンス当日の見学を歓迎します。
プロジェクト代表:Reflecting Hiroshima – リフレクティング・ヒロシマ
前田耕平「雁の便り」プロジェクト
ワークショップ |
#1『風景と言葉の便り』 【日程】2025年6月21日(土)【ゲスト】中川晶一朗(詩人) #2『外側と内側の便り』 【日程】2025年7月12日(土)【ゲスト】倉本裕梨(写真家) #3『私とあなたの便り』 【日程】2025年8月16日(土)【ゲスト】本坊由華子(世界劇団) |
パフォーマンス |
【日程】2025年9月27日(土)、9月28日(日)、10月4日(土)[3日間] 【場所】太田川流域、雁木 ※天候、潮の状況により延期、中止となる場合があります。 |
成果展 |
【日程】2025年11月(10日間) 【会場】タメンタイギャラリー 広島市中区鶴見町9-11 第2三沢コーポ404 |
連携団体
Reflecting Hiroshima – リフレクティング・ヒロシマ
広島の地で異なる分野で活動するアーティスト、ダンサー、アートマネジャーらが相互に関わりながら、対話を通じた表現活動を行うことを目的とした共同体。( Ⅰ )死者や他者と出会い直す( Ⅱ )場所性の回復(Ⅲ)歴史への応答、を軸に様々なプログラムの実践を行う。
お問い合わせ先
広島市立大学地域共創センター(研究推進・産学連携グループ)
TEL:(082)830-1764
FAX:(082)830-1555
E-mail:hach_info&icloud.com
(※E-mailを送付するときは、&を@に置き換えて利用してください。)