国際交流・留学 International exchange and study abroad

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2019年度短期語学留学体験記(中国・西南大学)

2019年度 西南大学校短期語学留学
【留学期間:9月8日~9月21日】
              

                                                                         国際学部 2年 中村華歩

 私は、広島市立大学での留学生との交流を通して、西南大学の学生からたくさん重慶や西南大学の話を聞きました。そして、私も重慶に行って語学や文化を学びたいと考えるようになり、 2019年度西南大学短期語学留学プログラムに参加をしました。

 私たちは2週間、平日の午前中は中国語で授業を受け、午後は中国文化について学びました。授業はほとんど全て中国語か英語で行われたため、書くことも聞くことも、全てがとても勉強になりました。休日は、四川外国語大学の学生と交流したり、西南大学日本語学科の学生と出かけたりしました。現地の学生が普段買い物に行くショッピングモールや飲食店などに行き、重慶での学生生活をたくさん体験することができました。
 
 四川外国語大学の学生との交流では、初めて本場の火鍋を食べました。本場の火鍋は想像したより辛く感じましたが、それが一番辛くない火鍋だと聞き本当に驚きました。また、西南大学には様々な国の留学生が多く在籍しており、いろんな国の人と関わる機会がありました。留学生との触れ合いを通して、本当にたくさんの国の人が中国の文化や中国語に関心を持っているのだと改めて感じました。

 このように重慶で2週間過ごし、たくさん街に出て現地の人と交流する中で、毎日新しい発見や驚きがありました。その中でも、特に印象に残っているものが3つあります。1つ目は、空港に到着したとき、施設に入るとき、移動するとき、ほとんどの場所で手荷物検査が行われていたことです。地下鉄に乗る時も、博物館に入る際にも荷物検査があり、中国は犯罪やテロへの対策がより市民の目に見える形でされていると感じました。2つ目は、現金が使えないお店があったことです。中国が現金を使わない社会であると以前聞いたことがありましたが、今まで自分が考えていたよりも、中国は現金を使わないキャッシュレス社会になってきているのだと感じました。3つ目は、ほとんどの建物が高く建てられている点です。日本に比べて、高層のマンションが多く、どこに行っても高い建物がありました。中国は土地がとても広いが人も多いため、食糧生産のために人が住める場所がかぎられてしまい、ほとんどの建物が高く建てられているのだと学生から聞き、中国にはこのような生活事情があるのということを初めて知りました。

 実際に中国に行き、今まで知らなかった中国の文化や生活事情が本当にたくさんあることに驚きました。また、中国に行って中国語を学び、現地の人と会話をしたからこそ、自分自身が勉強不足であることに改めて気が付くことができました。これからは、中国語を勉強して覚えるだけでなく、中国語を使う力を身につけるために、学んだことを使う機会を日本でも積極的に作っていきたいと考えています。また、西南大学短期語学留学プログラムで関わった人たちは、みんな温かくて優しい人ばかりでした。私ももっと中国語を勉強して、彼らが私たちにとても親切にしてくれたように、日本に来てくれた中国人の留学生を中国語でサポートできるようになりたいと思っています。 このプログラムに参加して、自分自身が今まで知らなかった多くのことを学ぶことができ、本当に良い機会になりました。次は、長期の交換留学でぜひ中国に行きたいと思います。

※冒頭の写真:重慶中国三峡博物館にて(後列右端が中村さん)

 
                                                                      
                                                                           

  • 四川外国語大学の学生と一緒に食べた重慶名物の火鍋

  •  西南大学日本語学科の学生と一緒に(中列左から3番目が中村さん)

  •  中国文化の講義で学んだ切り絵

  •  重慶動物園で見たパンダ

  •  重慶にある磁器口の風景


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E-mail:gcoffice&m.hiroshima-cu.ac.jp
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