国際交流・留学 International exchange and study abroad

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2019年度短期語学留学体験記(アメリカ・ハワイ大学マノア校)

2019年度 ハワイ大学校短期語学留学
【留学期間:9月1日~9月15日】
              

                                                                 情報科学部 2年 丸 照正

 私は以前から英語圏でホームステイをしてみたいと思っていました。昨年このプログラムに参加した友達から、とてもよかった、行ってよかったと言われたので参加するしかないと思い参加しました。

 2週間のプログラムは私にとってとても充実した毎日でしたし、とても濃いハワイを体感することができました。  まず、平日の午前中にあったハワイ大学マノア校での授業は行くのが楽しみになるほど楽しかったです。英語を使ったディベートや、現地の大学生へのインタビューや高校生との交流、フラダンス体験など日本ではできないようなことをしました。そういった活動を通して、語彙力の無さや、思っていても口に出ないアウトプット力のなさを痛感しました。しかし、何とか話そうとしたり、ジェスチャーを使って伝えようとすると、聞こうとしてくれたり、ゆっくり話してくれたりと人の温かさに触れることもできました。

 午前中のハワイ大学のプログラムが終わった後は、ジャパニーズカルチャーセンターやビショップミュージアム、ダイアモンドヘッドなどのフィールドワークを行いました。このフィールドワークは学生が主体となり下調べを行い、現地までの行き方や先導を行うなどしました。 その中でも一番心に残っているのはハワイ最終日に行ったパールハーバーです。

 私は広島で生まれて20年間広島で育ちました。太平洋戦争の開戦のきっかけとなったパールハーバー。その終戦のきっかけとなった広島。その関係性を考えるととても複雑な気持ちになりました。私の祖父は6歳の時に広島市内で被爆し、その後江田島で祖母と出会い結婚しました。もし、日本が真珠湾を攻撃しなかったら太平洋戦争は起こっていないですし、広島に原爆も落ちていないかもしれません。原爆が投下されなかったら祖父と祖母は出会っていないですし、そうなると母も生まれず、私もこの世に存在していないことになります。このことを考えると鳥肌が立ちました。

 また、市大塾で学んだ対馬丸を撃沈させたボーフィン号、沖縄戦の後方支援をした戦艦ミズーリがパールハーバーにはありました。市大塾で5泊6日かけて学んだ沖縄戦についてもより理解を深めることができたと思います。今年度も市大塾の沖縄研修に参加する予定なので、また違った見方ができればなと思っています。

 ホストファミリーはとても優しくしてくれました。一緒に夜ご飯を食べながら今日あったことを話したり、日本の文化やハワイの文化について話したりしました。休日にはドライブやビーチ、ハイキングに連れて行ってくれ、20歳の誕生日も祝ってくれるなど楽しい思い出ばかりです。ホストファミリーに広島のお好み焼きの作り方も教えてあげました。帰国して3回作ったとの連絡がきたときには、日本の文化が伝わってよかったなと思いました。ホストマザーの誕生日を祝ってあげられたのもよかったです。本当にホストファミリーへは感謝しかないです。

 あっという間だった2週間の留学ですが、とても自分自身のためになりました。参加してよかったです。

(※冒頭の写真:ラニカイピルボックスからの絶景)
                                                                      
                                                                           

  • ハワイに到着後すぐの食事はロコモコ丼でした(左端が丸君)

  •  ラニカイピルボックスの上で友達のホストファミリーのヤマモトさんと一緒に(後列左端が丸君)

  •  20歳の誕生日をお祝いしてもらったレストランで(前列左端が丸君)


お問い合わせ先

広島市立大学語学センター
電話:082-830-1509
E-mail:gcoffice&m.hiroshima-cu.ac.jp
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