国際交流・留学 International exchange and study abroad

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2019年度短期語学留学体験記(韓国・慶北国立大学校)

2019年度 慶北大学校短期語学留学
【留学期間:8月11日~8月24日】
              

                                           情報科学部 3年  久保 未結

 私はもともと、K-POPを聞いたり韓国ドラマを見たりすることが好きで、ハングルⅠ、Ⅱの授業を履修していました。その中、校内で慶北大学のサマースクールの案内を見て、自分の言語力がどれ程通用するのかを理解したいと思い、スキルの向上を目的に参加することを決めました。実際に、プログラム終盤になると1人で大学から大邱の街中へ買い物や喫茶店に行く程には成長できました。

 韓国での生活は、日本と近いということもあり似ている部分が多く町並みは少し違いますが生活しやすかったです。韓国語の授業は平日の9時から12時まであり、毎日3つから4つの文法や例文に合わせた単語を勉強していました。そのため、聞き取りの力が上がっていることはとても実感でき、勉強してすぐ実用できることは日本では出来ない留学ならではの良さだと感じました。

 クラスは2つに分かれており、知識が全くなくても読み書きなどの基本から教えてもらえ、自分の実力に合わせて受けることができました。 午後は基本的に文化体験ということで、植民地時代から先進国として経済成長を成し遂げた現在の韓国の様子を学ぶことができました。土日はバスでソウルへ行き、観光気分でカフェやショッピングを楽しみました。

 私たちがプログラムに参加する少し前から徐々に日韓関係は悪化していました。行く前は、2週間無事に生活を送ることができるか不安もありました。しかし、慶北大学のバディーの方がとても日本語が上手で優しく接してもらい、プロジェクトには関係ない街の方でも交通機関で大きな荷物を持ち移動するのに困っていると助けてもらえ、楽しく生活をすることができました。また、生徒の方、先生、ガイドの方など現地の方と話をし、ニュースやSNSだけでは分からないような意見を聞くことができ貴重な機会を得ることができました。  

 サマースクールに参加するまで、情報科学部に短期ではあるが留学は必要なのか、旅行で気軽に行くことの出来る韓国へ留学する必要はあるかなど悩みは尽きませんでした。しかし、実際に行ってみると教科書やネットでは知ることの出来なかった韓国の魅力や人の温かさを沢山知ることが出来ました。島国の日本から飛行機で1時間で行ける程近くにある国だからこそ、お互いの国の特徴, 考え方, 生活を理解しようとし尊重し合わなければならないと感じました。これからも韓国語の勉強に取り組み、今回の素敵な出会いを大切にしていきたいです。


※冒頭の写真:大邱市内・近代路地ツアーにて(右端が久保さん)
                                                                      
                                                                           
  • 景福宮にて

  • 現地の友達と食べた夕食の焼肉

  • 大邱の遊園地「E-WORLD」にて


お問い合わせ先

広島市立大学語学センター
電話:082-830-1509
E-mail:gcoffice&m.hiroshima-cu.ac.jp
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