国際交流・留学 International exchange and study abroad

overseas

【2025年度】慶北国立大学サマースクールに参加しました

韓服を着てティーセレモニー

 

2025年7月31日から8月15日の日程で、韓国・大邱広域市の慶北国立大学校主催の「サマースクール」に本学から4名の学生が参加しました。今年度も現地派遣型での実施となりました。語学力向上を目指す韓国語の授業を受けるだけでなく、韓国文化体験の授業や現地企業を訪問する特別授業など、内容の充実した2週間を過ごしました。

期間中は主に、午前中は韓国語の授業を受け、午後は街に出て文化や歴史を学ぶという内容でした。授業では韓国語の学びに加え、韓国人の考え方や価値観についても知る機会がありました。午後からの文化体験は盛り沢山で、韓服を着てティーセレモニー体験をしたり、テコンドーや韓国の伝統菓子作り体験など、日本ではなかなか経験できない内容のものばかりでした。特別授業では、POSCOという鉄鋼メーカー、西門市場、大邱美術館といった大邱ならではの名所を訪れました。また、山中のお寺に1泊して瞑想や仏教文化を学び、雑踏の中から抜け出して自分と向き合う時間を持つことの大切さも学べました。

現地の学生バディとは開始前からメールやzoomでやりとりをし、学校生活をより充実したものにできるよう、細やかなサポート体制が整っていました。おかげで引率や送迎もない状況でも大きなトラブルなく、安心して過ごすことができました。また、アジア、ヨーロッパ、アメリカから集まった他国からの参加者とも楽しく交流し、友達になる機会を得ることができ、また、それらの学生とは、主に英語でコミュニケーションをとるため、韓国語だけではなく英語学習の点においても大いに刺激を受ける良い機会にもなりました。

2週間という短い期間でしたが、これまで学んできた韓国語を実践的に使えたことで語学力の向上を実感できたことはもちろん、クラスの先生達やバディの皆さん、他国からの留学生とも言葉の壁を越えて交流を深めることができたことや、「自分から積極的に行動することの大切さ」を学んだことなどから、参加者はそれぞれ、自分の成長を感じることができました。また、プログラム参加手続きや渡航の手配など準備中にくじけそうになりながらも完了できたことに自信が付いた学生もいました。さらに、何度も韓国旅行を経験している学生にとっても、旅行だけでは知りえなかった韓国を体感することができ、より韓国について興味を持てるようになったとの感想もありました。

慶北国立大学校は学術交流協定校であるため、毎年1月に15~20名の学生が本学を訪れ、授業参加や学生交流を通じて交流を深めています。

 

 

               韓国語授業の様子           大邱美術館にて                           お寺で一泊           修了式