お知らせ
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卒業・修了作品展へご来場の皆さまへ
2025年度の広島市立大学芸術学部卒業・修了作品展を開催致します。
学部4年間の集大成である卒業制作と、大学院の2年間でより深い創作研究を修めた修了制作を、広島市立大学を会場に公開・展示致します。
2025年度の卒業・修了作品展の出品者は、コロナ禍も収まりきらない中で不自由な学生生活を送って来ました。特に大学院修了生は初年次からの実技授業も不慣れなオンラインでの課題となり、入学時に夢見たこととは程遠い学生生活を送った事と思います。そのような限られた学生生活の中で、思うように制作や発表をすることの出来ない時間は、芸術家を志す学生達にとって大変辛く歯痒いものだったと想像します。
その様な状況の中でも学生達は、新しい時代が求める芸術を模索し、今できることを見出し、独自の表現を求めて日々創作活動を続けて来ました。
創作活動をするものにとっての作品は、その時々の世相や社会を映す鏡でもあります。本展に出品された作品は、感染症のパンデミックや世界各地で起こる紛争、地球規模の気候変動や地震や洪水といった自然災害など先の見えない不安を抱える現代にあって、今を生きる若き芸術家達が、それぞれの世界観を作品に込めて表現した社会へのメッセージでもあります。
今回展示されている会場空間は普段から制作を行っているアトリエでもあります。来場いただく皆様にはじっくりと作品を見ていただき、苦労しながらも全力で作品に取り組んだこの空間をぜひ肌で感じ取り、制作にかける想いを想像していただけたら幸いです。
若い作者達が全力を傾けて制作した作品の数々をご覧いただき、それぞれの世界観をご堪能いただければ幸いです。そしてこの展覧会が、様々な困難を乗り越えた、その先の未来の創造につながる表現の場となることを願っております。
芸術学部長・芸術学研究科長
吉田 幸弘
