国際交流・留学 International exchange and study abroad

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派遣留学に伴う渡航許可基準について

2023510

 

 新型コロナウイルス感染症の感染症法上の位置づけが以下のとおり変更されました。2023年5月7日をもって、感染症法における新型インフルエンザ等感染症には該当しないものとし、5月8日以降は、5類感染症とすることが決まりました。これにより、これまで、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、学生のみなさんの海外渡航に制限を設けておりましたが、これらの制限も大きく緩和されることになります。実質、ほぼコロナ前の状況に戻ると考えられます。ただし、引き続き感染症予防には留意することを強く推奨します。



2021年6月17日

今年度、派遣留学を予定している皆さまへ

 新型コロナウイルス感染症拡大が続くなか、本学は、学生の皆さんの安全を確保するため、外務省がWHO等国際機関の対応や発生国・地域の状況(流行状況、現地医療体制等)、主要国の対応等を総合的に勘案して発出している感染症危険情報(危険情報の4段階のカテゴリー(レベル1~4))に従うこととし、感染症危険情報が次の場合

という方針をとっており、大変残念ですが2020年の春・秋及び2021年春出発の派遣留学は中止となりました。

 

 現在、2021年秋からの派遣留学については、感染症危険情報がレベル1以下になった場合を想定して準備を進めていますが、国内外で変異ウイルスの感染拡大も見られることなどにより、レベル1以下への引き下げが不透明な状況にあります。

 

 一方で、今年に入り新型コロナウイルスのワクチンが承認され、ワクチン接種も国内外で急速に進んでいることから、今後留学先国の感染状況や医療体制が改善され、安全に海外留学できるようになる可能性も出てきています。

 

 このような状況から、2021年度後期以降の派遣留学については、感染症危険情報がレベル2の場合でも、次の要件を満たすときは、原則として派遣留学を認める方針としました。

 (1)派遣留学先の国・地域が日本からの入国制限措置が取られていないこと

 (2)派遣留学先から受入を許可され、対面による授業を受講できること

 (3)出発時点でワクチンの接種を済ませ、抗体のできるまでの期間を満了していること

 (4)派遣留学先の国・地域のワクチン接種や医療体制の状況などを勘案し安全が見込まれること

 (5)本人及び保証人が大学の提示する誓約事項に同意すること

 なお、新型コロナウイルスの感染はワクチンの接種で必ずしも100%防げるものではなく、また、今後様々な変異株が増える可能性もあるなど依然予断を許さない情勢にあります。従って、今後の状況によってはこの要件を変更する場合もありますので、予めご了承ください。

 

広島市立大学 副学長 渡辺 智恵