国際交流・留学
International exchange and study abroad
派遣留学の体験記 (韓国・慶北国立大学校)
国際学部 国際学科 3年 永瀬 裕萌さん
韓国・慶北国立大学校
[2023年2月 ‐2023年6月]
● 留学先大学の特徴とアピールポイント
慶北大学の特徴は、2万人を超える生徒数と、とても広いキャンパスです。大邱という少し都心部から離れた場所に位置するので、日本人の数も多くなく、リアルな韓国の生活を過ごすことが出来ます。また、学部数も多く、様々な分野について学ぶことが出来るほか、留学生用の授業も充実していて、慶北大学に留学している外国人留学生と一緒に授業を受けることが出来ます。他にも、大邱の観光地を回るツアーや映画観賞会、お花見や隣町へのバスツアーなどの授業以外のサポートも充実しています。
日本人交流会というコミュニティもあり、慶北大学に留学している日本人同士で相談し合ったり、集まってご飯を食べたり、日語日文学科の生徒と日韓交流会をするなど、様々な活動を行っています。
〈大学校舎〉中心街からバスで20分程度
〈大学周辺〉大邱で有名な西門市場
● 留学を振り返って、留学で得たものと今後の目標は何ですか?
留学によって、語学力の向上はもちろんのこと、観光地ではない大邱だからこそ、韓国と日本の違いを強く実感することができました。ほかにも、他国の留学生と約4か月間生活を共にして、自分の中で当たり前だったものがすべて崩れ、価値観の変化や柔軟性を得ることが出来たと感じています。個人的には実家を出て暮らしたのが初めてだったため、普段自分がどれだけ親に甘えて生活していたのかを痛感することが出来ました。
また、留学生用の授業を通して、他国の生徒の意見から各国の政治情勢や価値観を学ぶことが出来ました。専門の授業では、実際に日本語の指導を受け、これまで日本で学んできた日本語教育の問題点や課題について考える機会になりました。今後の目標としては、留学で発見した日本語教育における問題点や課題をより深く調べ、自分なりの解決策や対策方法などを探求していきたいと思っています。
〈韓国語の課外授業〉チームで自己紹介ビデオを撮影
〈留学生たちと〉大学近くのベトナム料理屋にて
● これから留学を希望する後輩へのメッセージ
一見「留学」と聞くと、キラキラとしたイメージを持ちがちですが、実際にはしんどいことや大変なことが数えきれないほど待っています。しかし、それらを自力で乗り越えた後の達成感や、それによって得られた経験値は、自分以外のほかのどの生徒も得ることはできません。また、一緒に過ごし勉強した様々な国の仲間との出会いはとても大切なものになります。自分の視野を広げたり、専門分野を他言語で学んだり、他国の価値観に触れる生活はとても刺激的で楽しいので、「留学」への一歩を踏み出してみましょう!
〈大学近くのカフェにて〉
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