国際交流・留学 International exchange and study abroad

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派遣留学の体験記 (カナダ・エミリー・カー美術デザイン大学) 

芸術学部 デザイン工芸科 4年  西川 陽菜さん

 カナダ・エミリー・カー美術デザイン大学
[2022年9月 ‐2023年2月]

● 留学先大学の特徴とアピールポイント
広島市立大学からエミリーカー大学に交換留学するメリット
・市立大学での専攻に関係なく全ての分野から授業を選べるため、他の分野にも触れられる
・カナダ先住民についての授業がある
・機材や図書館が立派
・色々な国から学生が学びにきているため、第二言語として英語を使っている人も大変多く、話しやすい
 また、アジア圏出身の学生も多く友達ができやすい

〈大学校舎〉中心街からバスで15分

〈大学周辺〉


● 留学を振り返って、留学で得たものと今後の目標は何ですか?
 海外の壮大なアートや原住民アートに刺激を受けたこともそうだが、人との出会いに恵まれたことが、何よりも嬉しかったことだった。留学前、英語は私の一番苦手な科目で、語学面でも自信がないまま初めて海外に出たため、”現地で自力で生活できるか”、”人間関係を築けるか”、不安でいっぱいだったが、勇気を出して助けを求めると手を差し伸べてくれる人ばかりだった。自己評価とは逆で意外だったのだが、英語が拙いにも関わらずアクティブに人と関わる姿勢を評価されることが多かった。(英語能力が不十分である自覚だけはあったため、せめて積極的に人と話したり、関わるよう意識してはいた。)
 陳腐な言葉だが、留学を通して様々な文化を持つ友人と直接言葉を交わしたことで、世界が広がった。と同時に、海外や他文化への興味が深まり、より深く世界を知るために英語学習を継続したいと考えている。
 また、人と話す時はもちろん、日本語に翻訳されていない書籍を英語で読む時など、「もしもっと英語が堪能であったなら、いかにクリアに情報を得られただろうか」と痛感することが多かった。英語は世界でよく使われる言語の一つであるため、堪能であればあるほど世界の物事を鮮明に理解できると感じた。

〈図書館〉

〈クラスメイトたちと〉授業最後の持寄りパーティー


● これから留学を希望する後輩へのメッセージ
 留学は特別なことではなく、大学生の間の時間をどのように使いたいかといった選択肢の一つでしかないと思っています。なので重く考えず、”文化交流や語学に興味がある”、”色々な人と関わりたい”、などどんな理由であれ、やりたいと思ったらぜひ踏み出してみて欲しいです。私個人の話をすると、英語は苦手・人前も苦手でしたし、動機も「他文化に触れて刺激を得たい、心機一転自分を変えたい」といった漠然としたものでしたが、現地での行動次第でいくらでも有意義な時間を過ごせると思います。

〈学食ランチ〉

〈ベトナム料理〉ベトナム出身の友人が作ってくれた本場のフォー

● 最後に
 個人的に一番大変だったのはシェアハウス。バンクーバーは家賃が高いため、一人暮らしの部屋を借りるのが難しく、キッチンとバスルームを共用するシェアハウスに初めて住んだ。他人が常に自分の家に住んでいるという感覚に慣れるまでは、言語の違いよりもストレスだった。

〈友人とウィスラーへ観光〉
                     2010バンクーバーオリンピックの開催地

〈一人旅〉バンフという山間リゾート地にて

 

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