国際交流・留学
International exchange and study abroad
派遣留学の体験記 (マレーシア・マレーシア科学大学)
情報科学部 医用情報科学科 4年 草本 快竜さん
マレーシア・マレーシア科学大学
[2022年10月 ‐2023年3月]
● 留学先大学の特徴とアピールポイント
現地の学生はすこぶるパワフルで優秀でした。マレーシア科学大学はマレーシアのトップ3に入る国立の大学なので、もちろん学生数も多く、勉強する環境が整っていました。学生は学ぶことに対してすごく前向きで、教授はどんな質問にもすぐに答えてくださいます。構内ではイベントがよく開催され、ステージの催し物は文化を感じられておもしろいです。大学内の施設に関しても、勉強できる環境が整っていて、学生同士がミーティングしたり、リラックスしたりできるような施設もありました。図書館が2つあり、そのうちの一つに24時間開いている自習室が併設しているので、勉強する場所には困りません。また、学内に無料のバスが運行しているので、寮から講義棟や図書館へあまり汗をかかずに移動できます。さらに、電動キックボードもだいたい100円で利用できるので、移動は楽です。食事する場所に関しては、大学内に食堂やレストラン、カフェなどがいくつもあり、70円でもお腹いっぱい食べることができます。アクティビティに関しては、各スポーツのコートやジム、屋外プールがあり、いつでも友人と遊ぶことができます。私自身、広島市立大学では陸上部なので、400mのトラックがあるスタジアムが寮の300m圏内にあるのは非常に助かりました。
〈IMCC〉交換留学生のサポート施設
〈大学周辺〉街の建物は色合いがきれい
● 留学を振り返って、留学で得たものと今後の目標は何ですか?
まずは、”人”について、交流する機会が最後の最後まであり、「初めまして」が永遠に続きます。そこで、多様な文化、価値観、性格を持った友人と交流できるので、ものを観る視点がかなり広がります。ルームメイトは年上でしたが、初日から仲良くできました。日本語と違い、英語は誰とでも対等に接することができるので、壁を感じることはなく初対面の方とも気軽にコミュニケーションできました。次に、”お金”について、物価の高騰が日本で騒がれていますが、マレーシアではどれも日本の3分の1くらいの値段です。支払いをするたびに日本円に換算して生活していると、暗算も早くなり、為替の感覚も養うことができました。最後に、”夢”や目標を持つことの重要性を学びました。今回の留学で、海外に行きたいと思えば、実現できることが分かりました。そして、英語の勉強は意味のあることだと実感でき、アメリカ人と会話しているときにも発音を褒められました。夢を叶えられるのは、夢を持っている人なので、実現に向けてまた前に進みたいです。
今後の目標は、英語の資格取得や海外留学、海外旅行です。そのためにも、英語の勉強や留学で出会った友人との連絡のやりとりを大切にして、準備に時間を費やしていきたいと思います。
〈MINDEN〉ミーティングや自習が行える場所
〈大学近くのトラックフィールド〉
● これから留学を希望する後輩へのメッセージ
マレーシア科学大学は非常におすすめの留学先です。気候は過ごしやすく、食べ物は美味しいものばかりあります。アジアを中心とした多くの友人が世界中にでき、英語を使う環境に慣れることができます。周りの交換留学生や現地の方も英語はネイティブではないので、日本人は英語が苦手という劣等感や先入観を忘れて、気軽に会話できると思います。特に、アジア圏の英語は日本人の発音と似ているので、聞き取りやすいと思います。交換留学は学生でしか味わえない経験ばかりなので、今すぐに相談して、自分に合った条件で海外に出るべきです。日本から出ないと気付かないことが多くて、日本のすごさを再確認できます。そして、周りに干渉されない環境をつくることもでき、いろんなことに挑戦したり、新たな自分に気付いたりできると思います。不安なことはおよそ時間やお金だと思いますが、残り60年の人生に対する学生時代の海外での1年間や、50万円の留学費用などは懸念する理由ではありません。留学したい気持ちを第一優先にして、一緒に後悔のない学生生活にしましょう。国際交流推進センターにはもっと詳しい留学報告書があります。マレーシア留学について質問があれば、連絡ください。
〈友人と〉ペナンヒルにて
〈学食ランチ〉クイティオスープ 香辛料が効いていておいしい
● 最後に
最初は現地でアルバイトも考えましたが、近くには時給6リンギッドや8リンギッドのものしかなく、コネがないと高い時給のアルバイトはできなさそうだったので、すぐに諦めました。日本がいかに稼ぎやすいかを知ることができました。楽しかったことは、長い休みの日に旅行に行けたことです。クアラルンプールに行って観光できたのがかなり良い思い出になっています。一方で、つらかったことは、授業の課題です。同じグループだった人が授業の履修を取り消したり,家族の旅行や寝坊などで授業を欠席されたりすると落胆することもありました。あとは、日本のアニメなどを知っている人が多くて彼らは日本に興味があるので、自分から話しかけなくても話しかけられることが多いです。主に、インドネシア人と中国人の学生と仲良くなることが多くなると思います。
〈世界中に友人ができました〉
【関連リンク】
お問い合わせ先
国際交流推進センター(講義棟104)
TEL:082-830-1784
E-mail:iepc&m.hiroshima-cu.ac.jp
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