国際交流・留学 International exchange and study abroad

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派遣留学の体験記 (フランス・レンヌ第2大学) 

国際学部 国際学科 4年  西村 涼さん

 フランス・レンヌ第2大学
[2022年1月 ‐2023年1月]

● 留学先大学の特徴とアピールポイント
 私はレンヌ第2大学付属の語学学校(CIREFE)で勉強していました。世界中から集まってきたクラスメイトと共に双方向(対話式)授業を受け刺激をもらいました。どの先生の授業もバラエティとユーモア、活気に富んだ内容で楽しく効果的にフランス語を伸ばせます。
 放課後や週末には、オペラ鑑賞、ブルターニュ伝統のお祭りなど語学学校のイベントがあり、ここで提案される近郊都市への1日旅行は、自分で行くよりも安く、しかもガイドさんの説明つきで効率よく町を回れておすすめです。
 現地学生と知り合えるレンヌ第2大学のサークルもおすすめです。私の行っていたTOMODACHIでは、宿題を教えあったり、フランス人学生とガレット・デ・ロワやお好み焼きを食べたりカラオケなどをしました。
 大学近くには寮、スーパーや銀行、郵便局もあり、初めの慣れない頃の生活も穏やかに過ごせました。レンヌ市内はメトロとバスで短時間で簡単に移動することができて、マルシェや美術館、公園、友人宅を訪れたり、大きなスーパーへ行ってみたりと便利でした。

〈友人と〉

〈大学〉


● 留学を振り返って、留学で得たものと今後の目標は何ですか?
 語学学校や大学、またはそこでできた友人を介してたくさんの人と知り合いました。彼らと共に過ごした時間や経験は、留学をしなければ得ることのできなかったものです。様々な背景を持つ人達との交流で、ひとつの型にとらわれない考え方や多様な価値観を日本よりも身近に感じました。はじめはフランス語がわからず学生の集まりに出かける度に、思ったように振る舞えず落ち込むこともありましたが、生活のための手続きなどみんなに助けてもらいながら次第にフランスでの生活に慣れ、友人たちのおかげでホームシックにもなることなく、帰国2週間前から別れが悲しくなるほど充実した1年間を過ごすことができました。今後はフランス語の勉強を継続し、またこの留学で得た柔軟性や多様な価値観を生かして成長したいです。

〈授業風景〉


● これから留学を希望する後輩へのメッセージ
 留学に少しでも興味のある人は、資金準備や先輩へ話を聞いてみたりと準備をすすめて挑戦してみてほしいです。実際に現地で生活してみると、言葉も文化もわからず、日本で当たり前のようにできていた小さなことがうまくできなかったりと、はじめは毎日サバイバルのようでしたが、自分で調べてみたり周りの人に助けてもらいながらひとつずつ問題を乗り越えていけたときは嬉しかったです。日本で大学生とアルバイトをして得る経験とはまた違った経験ができると思います。私は不安で、渡航前に市大への留学を希望している現地学生や市大へ留学にきていた学生を国際交流推進センターに紹介してもらい、引越しや日用品の買い物を手伝ってもらったりしました。センターや先輩、友人へわからないことは聞いてください。ひとりで調べるよりも困り事がすぐに解決することがあります。

〈TOMODACHIサークル〉

〈友人と〉



● 最後に
  慣れない生活でストレスやカルチャーショックもあると思いますが、新たな出会いや多様で興味深いフランス文化、町並みや自然、食べ物を実際に体験できるチャンスです!

〈レンヌ中心地の街並み〉

〈毎週土曜日の朝に開かれるマルシェ〉

〈ブルターニュ発祥のガレット〉

〈おすすめの旅行先 コリウール Collioure〉



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