国際交流・留学 International exchange and study abroad

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派遣留学の体験記(韓国・西京大学校)

国際学部 3年  奥谷 眞子 さん

 韓国・西京大学校
[2021年9月 ‐2022年2月]

● 留学先大学の特徴とアピールポイント
 西京大学校は、私立大学であることもあり施設の設備がかなり多様です。銀行、郵便局、売店、食堂はもちろん、カフェやジム、ゴルフ施設も完備されていました。また学部も、モデル学部から国際学部まで多様なので、自分とは全く異なる知識や価値観を持った人と出会うことが出来ます。さらに留学生も多く、韓国人だけでなく他の国から来た留学生とも交流することが出来ます。また日本学科もあり、留学生の大学生活をお世話してくれるバディー制度もあります。今回は全てオンラインで行ったため、思ったよりも交流することはできませんでしたが、コロナがない時期に行くともっと交流できるのではないかと思います。

<大学校舎>

<キャンパス内>

● 留学を振り返って、留学で得たものと今後の目標は何ですか?
 留学で得たものは、自己肯定感です。私は日本にいるときには、正直他人と比べることが多く、自分自身は何の魅力もなく社会が必要とするような人材ではないとまでも考えていました。他の人と同じように良い大学に進学し、良い会社に就職することが成功への道と一般的に考えられるように、私もそのように考えていたし、そのように教えられてきました。そのため私は他の人よりも誇れるようなスペックも持っていなく何も自分自身について自慢できるものがありませんでした。しかし、韓国に行き、たくさんの人と出会うことで、私は私のままでいいのであると気づきました。他の人と「同じ」ではなくても、私は私らしくで良いと感じました。他人の目などは何も気にすることはないと学びました。今後の目標は、他人の視線を気にせず「私は私らしく」をモットーに、自分のしたいことを堂々と他人に話せるようになることです。

<学食ランチ>

 <寮の部屋>

● これから留学を希望する後輩へのメッセージ
 「留学する」と言うと必ず理由を聞かれます。留学する理由はそれぞれで「将来韓国語を使った仕事をしたいから」、「韓国で働きたいから」、「韓国で市場調査を行いたいから」など、素晴らしい理由を持った人が多くいます。しかし私は留学する理由としてそこまで深い理由はなくても良いと思います。ただ「好きだから」という理由だけで良いのです。留学して何も得られないことなんてありません。失敗することも自分自身にとって素晴らしい財産になるからです。私は日本に帰ってきて多くの人に「性格変わった?」「強くなったね」と言われました。学習面や研究などの成果は得られなくても、人と関わることで自分の性格など変えることが出来ます。とにかく、多くの人と出会っていろんな場所に行ってみてください。絶対に新しい自分に生まれ変われます。

<大学敷地内の登山コース。夜景が綺麗>

● 最後に
 留学中、特に楽しかったことは韓国人とおしゃべりをすることです。大学内で出会った先生・学生はもちろん、通りがかりの人などと韓国語で会話することがとても楽しくて毎日が幸せでした。決して韓国語は流暢とは言えませんが、それでも積極的に会話に加わりました。自分が好きな言語を話すことができる機会は日本にいるとなかなかないので、嬉しかったです。一方、衝撃的だったことは、韓国人は何事にもストレートに話すという文化の違いです。自分が何かを提案したとしても、「それは違う」「これは嫌だ」と日本人特有の言い回しがなくて、初めはとても傷つきましたが、今では自分の意見をはっきりということが大切であると学びました。しかし、これを日本で行おうとすると少し躊躇ってしまうかもしれません。
<バスケットサークルに参加>

 

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