国際交流・留学 International exchange and study abroad

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派遣留学の体験記 (ドイツ・ヴァインガルテン教育大学) 

国際学部 4年  熊谷 可奈子さん

 ドイツ・ヴァインガルテン教育大学
[2016年10月 ‐2017年7月]

● 留学先大学の特徴とアピールポイント
 ヴァインガーテン教育大学の最も大きな特徴は「教育大学」の名の通り、教育に特化した大学であることです。教員志望の大学生が大半を占める大学であり、学生たちは多種多様な教員免許を取得することができます。そのため、様々な学部、分野の授業が用意されており、そのような豊富な授業の中から、私たち留学生は学部の枠を超えてどんな授業でも受講できます。個人の興味に応じて柔軟に学ぶ内容が決められるのは非常に魅力的です。
 また、ヴァインガーテンはドイツ・バーデンビュルテンベルク州に属する小さな田舎の街で、自然豊かな中でしっかりと勉強に集中できる環境です。大学の校舎は、町のシンボルである教会と隣接しており、かつて修道院だった建物をそのまま使用しています。歴史ある町や建物に囲まれて学べることは、それだけで幸運なことであると思います。


<大学校舎外観と内部の様子>


<仲良くなったドイツ人学生達と>

● 留学を振り返って、留学で得たものと今後の目標は何ですか?
 私は、今回の留学が初めての海外だったこともあり、とにかく慣れないことや予想外のことの連続でした。そういったとっさの場面では、人をすぐに頼れなかったり、自分で判断を下したりしなければなりませんでした。以前の私は臨機応変に行動することが非常に苦手でしたが、留学生活を続けるうちに予想外の出来事も「まあ、そんなこともある」と受け止められるようになり、柔軟に物事をとらえられるようになったと感じています。いつも周囲の人から「真面目すぎる」という評価を受けていた私ですが、留学を通して良い意味で「楽観さ」が身についたと思います。
 この留学で、ドイツ語力や思考する力など学力面で得たことももちろん多いですが、私個人の人間性に関わる部分にとても良い影響を受けました。今後の目標としては、ドイツで培った力を日本に還元したい、生かしたいという思いから、日本、特に地元広島で社会人として活躍できればと考えています。


<授業風景>


<寮の外観と内部の様子>

● これから留学を希望する後輩へのメッセージ
 もし留学するチャンスがあるのならば、ぜひ掴んでほしいです。どんな国でも、留学先に対して「面白そう」「なぜだろう」という好奇心と、敬意があれば、留学は意義のあるものになると思います。私自身も、留学中に好奇心の対象の変化はあったものの、常にドイツという国に対して好奇心と敬意を持っていました。この気持を持っていればどんな些細なことでも楽しめると思います。
 また、長期間日本を離れるという経験も大いに意味があると思います。日本の「普通」の日常から離れ、客観的に日本という国を改めて眺めてみるのも、面白いかもしれません。


<大学付近の様子・カフェやレストラン、朝市の様子など>


<留学生と学生アシスタントたち>



<シュトゥットガルトのクリスマスマーケット・クリスマスに焼いたクッキー>

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