国際交流・留学 International exchange and study abroad

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派遣留学の体験記 (ドイツ・ヴァインガルデン教育大学)


国際学部 4年  上杉 奈津子さん

 ドイツ・ヴァインガルデン教育大学
[2017年10月 ‐2018年8月]

● 留学先大学の特徴とアピールポイント
 語学大学ではなく教育大学であるため、学びたい授業をすべて履修することができます。そのため、他国からきている留学生だけでなく現地のドイツ人学生と一緒に授業を受け仲良くなることができます。
 さらに、大学にも街にも日本人がまったくいないため、日本語にほぼ触れることなく英語やドイツ語の語学力を伸ばすことができます。
もちろん始めは不安ですが、半年くらい経つと精神的に強くなり、その日本人がいない環境が素敵に感じたり気が楽になったりします。また、大学には英語とドイツ語それぞれを使った授業があり、両方学びたいと思っていた私には最適でした。
 教育大学ですが、授業内容は教育だけに限らず、多文化共生や数学、音楽やアートなどについても学ぶことができます。「他言語を学習する」のではなく、「多言語を使って学習する」という経験ができます。
 そして何よりの魅力は学費です。ドイツの大学は学費がかかりません。実際に私は授業の費用を払うことなく、1年間で事務手続きにかかる金額の約2万円だけ払いました。高額なお金をかけることなく、この素晴らしい環境で学習することができる大学は他になかなかありません。


● 留学を振り返って、留学で得たものと今後の目標は何ですか?
 留学で得たものは、気持ちの変化です。まず外国人や外国に対する気持ちの変化です。多国籍の友達をつくり一緒に遊んだことで、外国人に対して親近感をもつようになりました。

 留学前の私は「海外は日本とまったく違う場所、行くのも生活するのも大変」という気持ちでしたが、今は「海外とはいえ日本と同じことはたくさんある、お金さえあれば簡単に行ける」という気持ちです。外国や外国人を身近に感じることができるというのは、自分の視野が広がるということだと思います。いろいろな人と関わったので、留学前よりも物事を多角的に捉えることができるようになった気がします。
 今後の目標は、留学で得たことを忘れず生かしていくことです。言語だけでなく、考え方や気持ちなど、留学で得たことを生かしていきたいです。
 
● これから留学を希望する後輩へのメッセージ
 少しでも留学に興味がある方は留学すべきです。海外に興味はあるけど日本が1番良いと思っている人もなおさら留学すべきです。
 私はドイツが好きですが、やはり1番は日本が好きです。それでも海外で日本文化や日本の良さを伝えることができたのは良い経験です。毎日楽しく過ごすことで語学力の向上や気持ちの変化が得られるというのは貴重なことです。もちろん多少の苦労や努力もしますが、結果的には留学してよかったと思うことができるでしょう。

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