国際交流・留学 International exchange and study abroad

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派遣留学の体験記 (ドイツ・アラヌス大学) 

芸術学研究科  博士後期課程2年  粕谷 優さん

 ドイツ・アラヌス大学
[2017年3月 ‐2018年2月]

● 留学先大学の特徴とアピールポイント
私が行ったアラヌス大学は、シュタイナー教育(20世紀初めのオーストリアの思想家、ルドルフ・シュタイナーが提唱した教育思想)を取り入れているため、主体性を重んじるという特徴を持っています。私を担当してくださった教授は、常に学生が何を感じているか、それに対しどう作品として表現していくかを各学生のペースに合わせ、能力を引き出していく指導をしてくれていました。また、大学内はとてもゆったりしており自由な雰囲気ですので、自分のペースでじっくりと課題に取り組みたいと考えている学生にはおすすめの大学です。しかし、裏を返せば放任主義とも言えるので、アラヌス大学で充実した留学生活を送るためには、自分のやりたいことを明確にして、周りに遠慮せずに自ら行動していく図太さが必要とされるとも言えます。アラヌス大学での長期留学を終えた暁には、きっとみなさんもとてもたくましくなっていると思います。


● 留学を振り返って、留学で得たものと今後の目標は何ですか?
自分は自分、他人は他人というスタンスが自分の中で確立されたように思います。日本にいた時は、自分が周りと合わせられていないと考え落ち込んだり、他人が自分に合わせてくれないことに悩んだりしていましたが、今回の留学を通して様々な考えの人々と交流する中で、「私は私のやりたいことをする、他人は他人のやりたいことをする」でいいと思うようになりました。私にとって、良い意味で肩の力が抜け、そのおかげか前よりもずっと自分にとっての課題が明確に見えてきたと感じています。今後の目標については、現在は考え中です。留学先で様々な経験をしたことで、自分の視野が大きく広がったので、今後は自分の心に従ってどんどんいろんなことに積極的に挑戦し、色々な価値観の人々と出会い、その中で今後の自分の目標をより明確にしていきたいと思います。

 
● これから留学を希望する後輩へのメッセージ
留学を希望されることは、皆さんの人生にとって素晴らしい選択だと思います。皆さん一人一人に、想像もつかない面白い体験が待っているはずです。自分のやりたいと思った気持ちを、どんどん行動に移して行ってください!挑戦すると様々な結果が伴います。それが良い結果でも、悪い結果であっても、全て楽しんで欲しいと思います。皆さんが挑戦していく中で起こること全てが自分自身の糧になります。留学を希望される皆さんがそれぞれどんな経験を経て、その先の道を歩んでいかれるのかと想像すると私まで楽しみです。是非、頑張ってみてください。

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