国際交流・留学
International exchange and study abroad
派遣留学の体験記 (韓国・慶北国立大学校)
[2023年8月 ‐2023年12月]
● 留学先大学の特徴とアピールポイント
慶北国立大学は25,000人を超える学生が在学する、韓国でも有名な国立大学で、首都のソウルや釜山に次ぐ韓国第三の都市である、大邱広域市に位置しています。学校の敷地がとても大きく、学校の中を歩くだけでも楽しいです。また自然が多いキャンパスなので、季節によって桜、紅葉など綺麗な景色を楽しみながらキャンパスライフを送ることが出来ると思います。
特に図書館の設備が充実しているのが魅力的だと感じました。図書館には沢山の本があるのはもちろんのこと、広い自習エリア、グループワーク用の個室、仮眠用のスペースがあったり、さらにはカフェまでもが入っていたりします。私も授業のグループメンバーとグループ発表の準備をしたり、カフェで休んだり、勉強したり、たまに寝たりと、図書館を沢山利用しました。特に試験前になると、図書館が24時間開館していて、夜でも座る席を探すのに苦労するほど多くの学生がテスト勉強をしていたのが印象的でした。このような環境の中で沢山の刺激を受けながら、勉学に励むことが出来ると思います。そのほか敷地内にはコンビニ3つ、銀行2つ、郵便局、保健室、美術館、カフェや食堂がいくつかあります。また、大学周辺にも沢山の飲食店・カフェがあり、昼休憩や授業後に友人たちとご飯を食べに行ったことが印象に残っています。(4カ月では全てのお店は回り切れないほど多くの飲食店があります。) 24時間営業している勉強用のカフェもあったので、テスト前の勉強に利用してみるのも良いと思います。
さらに現地の学生と関わることのできるイベントはもちろんのこと、交換留学生に対するイベントもいくつかあり、支援が手厚いという点が良かったです。4カ月の間に、welcome ceremony, International Day(交換留学生が各国ごとのブースを開き、母国、母校を紹介するイベント)、 大邱のシティーツアー、安東への文化エキスカーション、 学校祭、farewell ceremonyなど学校が主催するイベントから、日本人留学生会と日本語会話サークルが主催する日韓交流会まで様々なイベントがあり、常に多くの人と交流しながら楽しんで生活できました。
韓国語の授業は、基礎的なレベルのものから4技能に特化したレベルの高い授業まで開講されており、様々な韓国語レベルの学生に対応しています。
〈大学校舎〉
〈大学周辺〉
● 留学を振り返って、留学で得たものと今後の目標は何ですか?
留学に行くことで、留学に行かなければ出会えなかったような素敵な人々と出会い、一緒に過ごした時間が何よりもかけがえのない宝物です。留学に行く前は、自分がちゃんと有意義な留学生活を送れるだろうかと常に不安に思っていました。しかし、実際に行ってみると、日本では決して見ることの出来ないような景色と良い刺激をくれる人々が待っていました。振り返ってみると4カ月という期間は本当にあっという間でしたが、様々なことに挑戦し続けた4カ月は、間違いなく私の人生において最も充実した時間であり、沢山成長できた時間となりました。また、一度きりの人生、楽しみながら過ごしたいと心から思えるようになりました。
今後の目標としては、まず韓国語検定試験であるTOPIK6級を取得することです。また今後どのような困難が待ち受けているかは分かりませんが、留学で得た様々な経験を糧にして、一度きりの人生をより素敵なものにしていけたらいいなと思います。
〈大学での日韓交流会〉
● これから留学を希望する後輩へのメッセージ
学生のうちに海外に留学できるのは今のうちです。少しでも留学に興味がある人は、ぜひ色々なところで話を聞きながら留学への一歩を踏み出してみてください。留学するまでの準備はとても大変でしたが、留学先ではその何倍以上もかけがえのない経験が出来ますし、何かを成し遂げるということは、今後の人生において大きな自信に繋がると思います。自分の直感を大切に、一度しかない貴重な機会をぜひ掴みに行ってほしいです。
また、慶北大学の雰囲気などは、InstagramやYouTube、Twitterなどでも知ることが出来るので、SNSを通じて見てみると、より学校の雰囲気をイメージしやすいかなと思います。韓国の留学生活について何か気になることがある方は、ぜひ私の方まで気軽に連絡して頂ければと思います!! ^^
〈韓国の友人と〉
● 最後に
留学を通して、特に印象に残っていることは、以前交換留学で広島市立大学に来ていた学生たち、そして約1年前に短期語学研修で広島に来た慶北大生たちと再会できたことです。再会できたことだけでも嬉しかったのですが、一緒にご飯を食べたり、私を遊びに誘ってくれたり、一緒に旅行に行ったりと、楽しい時間を過ごせました。その学生たちを通じてさらに素敵な人たちと巡り合えたこともよかったですし、私に良く接してくれたことに感謝してもしきれません。また、私が毎週活動に参加していたサークルで、帰国前に私を含む3人の交換留学生の送別会を開いてくれたことも印象に残っています。たった半年でしたが、サークルの一員として迎え入れてくれ、楽しい時間を過ごすことが出来ました。
また、私が語学留学ではなく、交換留学を選択した理由の中には、韓国の大学で授業を受けてみたいという思いがありました。実際に同じキャンパスで生活しながら、授業だけでなく韓国の大学生の生活を体験することができたので、良かったです。
留学を通して感じたことは、何事も何とかなるということです。留学はトラブルも付きものだと思いますが、日本語が通じない状況では、まずは自分が外国語でどうにかしなければなりません。小さなことにはなりますが、私自身、旅行をしていた際に、電車の座席を予約していたにもかかわらず、私が乗車した時には既に違う人が座っていて自分が座れない状況に出くわしたことがあります。確認したところ間違いではなかったので、その人に状況を説明・交渉しましたが納得して移動する気配が一向にありませんでした。そんな私を見た周囲の韓国の人たちが助けてくれ、さらに車掌にも状況を説明したところ、車掌の力を借りてやっと何とか座ることが出来ました。このように思いもよらないトラブルもありましたが、海外でも1つ1つの問題を解決出来たことで、何事も意外と何とかなるものだなと思えただけでなく、言語力に関しても徐々に自信に繋がり良かったと思います。
〈市場にて〉
【関連リンク】
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E-mail:iepc&m.hiroshima-cu.ac.jp
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