[11月6日-11月20日] 退任記念展 森永 昌司 -つまびらかなるものへ
今年度末をもって退任される広島市立大学芸術学部・芸術学研究科の森永昌司教授の「退任記念展 森永昌司 –つまびらかなるものへ」を開催します。
森永教授は、本学開学の1994年から31年間教壇に立たれ、2025年3月をもって退任されます。
現代日本の油彩画のアカデミズムを模索しつつ、油彩画と技法体系の背後にある材料や技術の追求を通して先人たちの努力を継承し未来に伝えることを学生たちに指導してこられました。
存在に迫るような静物画、静謐な風景画、海外派遣・海外研究での成果であるロシアの寥とした異国の風景画も印象的です。
被爆者の肖像画を次世代に残す「光の肖像」展での取り組みや、寄附講座「キッズキャンパス」や佐伯区「こどもアートワークショップ」など地域教育・児童教育にも尽力されました。
今回、学生時代の卒業制作・修了作品や習作などの油彩画・素描など合わせて約15点によって、業績を振り返ります。
*本学学生は感想文が「知のトライアスロン」のポイントになります。
■ 会 期: 2024年11月6日 水曜日 ~ 11月20日 水曜日
■ 時 間: 10:00 ~ 17:00 土・日は16:00まで
■ 会 場: 芸術資料館5階展示室 入場無料
■ 出品作品:「セルギエフパッサード遠景」「時の匣」「刻」など 約15点
□ いちだい知のトライアスロン講座・ギャラリートーク
2024年11月16日 土曜日 11:00 ~ 12:00
講 師 森永 昌司 広島市立大学芸術学研究科教授
【 森永昌司 略歴 】
1959 広島市生まれ
1988 東京藝術大学大学院修了(美術教育専攻)
1992 東京藝術大学大学院後期博士課程単位取得満期退学
1994 広島市立大学開学時に助手として着任
1996 広島市立大学 平成8年度学長指名海外派遣研修によりロシア国立博物館
(サンクトペテルブルク)訪問研究員[13世紀ロシア・イコンの視察を行う]
2000 広島市立大学芸術学部講師
美しすぎる嘘−現代リアリズムの表現(日本橋三越美術画廊)
2001 写実 − レアリスム絵画の現在(奈良県立美術館)
2002 存在の美学 − 野呂山芸術村現代写実絵画研究所同人展
(東京、横浜、京都、大阪、名古屋 高島屋美術画廊)
2004 光の肖像展(広島市立大学芸術資料館)
広島大邸の会[広島の作家と広島市の姉妹都市 韓国テグ市の作家との交流展]
(広島 ギャラリー・ブラック)
2004 存在の美学2 − 野呂山芸術村現代写実絵画研究所同人展
(東京、横浜、京都、大阪、名古屋 高島屋美術画廊)
2005 広島市立大学芸術学部准教授
2005〜2008 キッズキャンパス(広島日野自動車株式会社協賛 寄附講座)
2006~2024 さえきアートキャンパス「こどもアートワークショップ」への協力
(佐伯区民文化センター 広島市未来年創造財団主催)
2007 存在の美学3—現代写実絵画展(東京、横浜、京都、大阪、名古屋 高島屋美術画廊)
存在への問いかけ −第3回現代リアリズム絵画展
(広島県安芸郡熊野町 筆の里工房ギャラリー)
2009 文化庁新進芸術家海外研修制度によりロシア サンクトペテルブルクを訪問(1年間)
2010 光の肖像展 in London(ロンドン大学ブルネイギャラリー)
2014 存在の美学 − 第3回伊達市噴火湾文化研究所同人展
(東京、大阪 高島屋美術画廊 札幌芸術の森美術館)
LIGHT − 森永昌司個展(東京、大阪、京都 高島屋美術画廊)
2016 森永昌司展(広島県安芸高田市 八千代の丘美術館)
第4回新県美展(第68回広島県美術展)審査員
2018 広島市立大学芸術学部・芸術学部研究科教授(現在に至る)
2020~2021 文部科学省大学設置学校法人審議会(大学設置分科会)専門委員
*予告なく展示作品を変更する場合があります。
【主 催】 広島市立大学芸術学部、広島市立大学芸術資料館
【お問い合わせ】 芸術資料館 Tel:082–830-1821
Email:museum@m.hiroshima-cu.ac.jp @を半角に直してください。
芸術学部分室 Tel:082-830-1507 Fax:082-830-1658