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広島県への緊急事態宣言発令にあたっての学生・ご家族への学長メッセージ(5月17日更新)

                                                                2021年5月17日

学生・ご家族の皆様へ

                                                               学長 若林 真一

           
広島県への緊急事態宣言発令にあたっての学生・ご家族への学長メッセージ

 

 広島県内の新型コロナウイルス感染症の感染急拡大を受けて、政府は5月16日から5月31日までを期間として広島県に緊急事態宣言を発令しました。広島県の感染状況はステージ4(爆発的感染拡大)と判断され、広島県知事は5月15日に、6月1日までを期間とした感染拡大防止の集中対策の実施を発表しました。

 

 本学においてもゴールデンウィーク明けに複数の本学学生が新型コロナウイルスに感染したことがわかりました。いずれの事例もゴールデンウィーク中あるいはその前後に学外で感染したものと推測されています。重篤な症状に陥った学生がいなかったのは幸いですが、本学関係者の新型コロナウイルス感染は昨年4月以来でした。

 

 広島市および広島県内のコロナ感染は当面、厳しい状況が続くことが予測されています。こうした状況を受けて、本学はコロナ対応に関する基本方針を改めました。詳細は別途お知らせしていますが、本学は、国および広島県の対策強化に応じて第1タームが終了する6月9日までを期間として新型コロナウイルス感染症への対応を強化することとしました。

 

 新型コロナウイルスワクチンの接種が開始されたことは明るいニュースですが、新型コロナウイルス感染症の感染拡大がいつ収束するかを見通すことはいまだに困難な状況です。本学は、昨年来のコロナ対応の経験も踏まえ、今後も感染拡大が収束するまで教職員が一丸となって対応します。学生の皆様に対しては、勉学だけでなく、就職・進路指導や心身の相談等についてもオンライン環境をフル活用するなど、可能な限りのサポートを行います。大学関係者に感染者が発生した場合の対応も万全に行う体制を整えています。今後もしばらくの間は学生の皆様にはご不便をおかけし、またご家族の皆様にはご心配をおかけすることになりますが、どうかご理解とご協力をお願い申し上げます。

 

 最後に、学生の皆様へのお願いです。新学期が始まって1か月余りで厳しいコロナ対策を取らざるを得なくなったのはまことに残念です。特に、この4月に本学に入学した1年生、あるいは昨年4月に入学した2年生の皆さんにとっては、楽しいキャンパスライフが一時的に中断することになり、そうした皆さんの心情を思うと大変つらいものがあります。しかしながら、キャンパスを正常の状況に戻すためには社会におけるコロナ対策の進展が不可欠ですが、学生も社会の一員として、社会や大学の実施するコロナ対策を他人事とは思わず、自分達の問題として捉えることも大変、重要です。自らが感染しないだけでなく、他者への感染も防ぐために、マスク着用や手指消毒、さらには会食や不要不急の外出を避けるなどの新型コロナウイルス感染防止対策を徹底し、健康管理に留意しつつ、当面はオンラインを活用した勉学や課外活動に励んで下さい。大学はそうした学生の皆様を全力で支えます。

 

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