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学生が平和へのメッセージを1分間の動画にしました(9月4日更新)

 前期集中講義「平和インターンシップ」では、2019年度から「あなたの平和をPRしよう~スマホでつくる1分動画~」をコンセプトに連続ワークショップを実施しています。今年は、広島平和研究所の水本和実教授と河炅珍准教授が中心となり、「まなび工房」代表の堀江清二氏、広島市経済観光局観光政策部の中峠真美氏、広島経済大学の土屋祐子准教授が各回の講師をつとめ、平和教育、メディア実践、PR(Public Relations)、まち、アーカイブなど、さまざまな切り口から学び、充実した内容となりました。

 受講生は、ワークショップへの参加を通じて、平和をめぐる多様な思考の共存可能性に気づき、そこから自分にとって平和とは何かを考え、それをより多くの人と共有するための表現方法を工夫しながら、最終的には1分間の動画を製作します。

 完成された動画は、広島の歴史や記憶・アイデンティティをとらえたものから、日常生活から平和の意味を問い直すもの、さらに、戦争や差別、偏見などに焦点を当てたものまで、幅広いテーマに及んでいます。また、それぞれ豊かなメッセージを伝えていく上で、多彩な表現の切り口を見せてくれます。

 コロナ禍の影響で全ての回がオンラインで実施され、外出自粛により新しい動画素材の撮影ができなくなるなど、制約も少なくないなか、平和への思いを込めた47本の作品が生まれました。そのうち11本を公開しますので、ぜひご覧ください。

【動画】 
タイトル「4時45分」

自ら撮影した映像と、シンプルな字幕を組み合わせて仕上げた作品です。所々、聞こえてくる小鳥の歌声がどのBGMよりも自然らしく、早朝のきりっとした空気感を伝えてくれます。作者は毎日、太陽がのぼる前に起きるといいます。明け方の空色の美しさや、新しい一日を迎えることの素晴らしさ――。かけがえのない日常から、各自にとって「平和とは何か」を問うてみるよう、促してくれます。字幕を吟味しながら、再度みたくなる作品です。


タイトル「あたりまえじゃない」 

かわいく、あたたかい雰囲気のイラストは全てオリジナルです。やさしいクラシックギターの旋律に乗せて、少女の一日が始まります。朝の8時15分、過去の広島に起きたあの出来事を振り返りながら、少女は自分の「あたりまえであたりまえじゃない」生活の大事さに気づき、感謝します。あの時を生きた、そして、今を生きている全ての人々のために、あたたかい心を込め、丁寧に折り鶴を折っていくシーンには思わず引き込まれてしまいます。


タイトル「自然と生きる平和」 

身近にある自然にフォーカスを当てた作品です。川や池や花、鳥と魚のような多彩な動植物をとらえ、私たちの生活に実は深く入ってきている自然を、とくに新しい命の尊さを描いています。雨の音、水の流れる音、鳥たちの鳴き声のように自然が奏でる音が、テンポの良いやさしい曲と調和し、さらに、作者が書き加えた字幕もその音楽の一部となって、とても気持ちよく流れていきます。


タイトル「誰かが作ってくれる世界」 

作者自ら撮影した写真は、どれも素敵です。しかしこの作品の本当の美しさは、写真の上に散りばめられたメッセージにあります。地元や街を支え、癒しを与え、あたたかな空間を与え、季節をともに過ごしてきた誰か――。共にわけあい、語りあってきた誰か――。作者にとって日常は、数えきれない「誰か/あなた」のおかげでできています。私たちのまわりにいる全ての人へ、感謝を込めて贈るラブレターでもあると思います。


タイトル「HEIWA」 

平和とは何か――。その答えを見つけたいと思うこだわりから生まれた作品です。平和の辞書的定義にはじまり、実際、広島に住んでいるさまざまな年齢・職業・性別の人々が平和をどうとらえているか、インタビューして言葉にしました。派手な演出はありませんが、平和を「言葉」にすることで、見ている側もその胸に秘めた平和の意味を探し求めたくなります。穏やかに、しかし、力強く平和を問いかけてくれる作品です。


タイトル「あの場所」 

あの時の少女は、今も同じ場所で同じ風景を絵にしています。もう一人の少女とともに。二つの時代を結ぶ物語とその繊細な世界観を表現するために、作者自ら全ての絵を丁寧に描いています。BGM(バックグラウンドミュージック)をあえて使わないことで、ゆったりと流れる絵により集中できる構成になっています。絵の中心に教会があることから、作者の平和を祈る心がそっと伝わってきます。


タイトル「空に向く」 

空を見上げるという行為から、視点や立場の高低に関係なく、どの生き物でも平和を思う心は同じであろうというメッセージがとてもよく伝わります。安定したカメラワークで、さまざまな視点・角度から空に向くシーンも見事です。作者の居心地よい地声からなるナレーションに誘われ、思わず空を見上げたくなる作品です。シンプルなアイデアですが、そこに込められたメッセージは、全ての人に通じる普遍的な力を持っていると思います。


タイトル「PEACE=FOOD」 

「食べ物」と「平和」という、一見合わなさそうに思えるテーマを奇抜なアイデアで見事につないで見せた作品です。あの頃もホットケーキはあったけれども・・・時代や歴史によって、同じ「食べ物」でも全く違う「経験」となりえることが、最後の衝撃のシーンで明らかになります。ホットケーキもまた、作者の手作りです。最初と最後に2回挿入されている効果音が見る人の聴覚を刺激し、想像力をかき立てる役割をしているのも面白いです。


タイトル「毎日のごはんに感謝」 

食と平和の関わりを独創的に表現した作品です。まず、アップテンポのBGMが平和をテーマに描く動画への期待を、気持ちよく裏切り、ポップな色あいの画面が目を奪います。ミザンセーヌの完成度だけなく、メッセージもまた哲学的――。材料の準備から料理、盛り付け、完食まで、「食」の大切さ・楽しさは生きる上で欠かせません。絶妙に配置された名言や名画もまた「人間にとって食べる行為とは?」と、問いかけます。何度みても飽きません。


タイトル「Only Peace」 

この作品は、「ピース」という言葉をふたつの意味から用いることで、各自にとって平和(peace)とは何かを考えさせます。作者の描く近未来では、みんながそれぞれ胸にぴったりはまるピース(piece)を持って生きています。主人公の少年はまだそのピースに出会えず、戦争廃止のニュースも胸の穴を埋めることができません。少年の心を満たしてくれるピースとは?1分の動画とは思えない重みのあるストーリーが魅力的な作品です。


タイトル「原体験」 

この作品には、はじめて「平和」を味わったあの時へ連れ戻してくれる、ちょっとした驚きが隠されています。作者は、自分自身にとっての平和の「原体験」に注目しています。散歩道や野花たち、懐かしい声や色んな音、そして全体をあたたかく包み込んでいた空気――。五感で覚えている平和体験の原点へ、一緒にタイムスリップしてみませんか。見終わったあともしばらく余韻が残る作品です。

お問い合わせ先

広島市立大学事務局
企画室企画グループ
電話:082-830-1666
FAX:082-830-1656
E-mail:kikaku&m.hiroshima-cu.ac.jp
(E-mailを送付されるときは、&を@に置き換えて利用してください。)

 

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