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清風会「芸術奨励賞」の表彰式が行われました

社会医療法人清風会五日市記念病院・廿日市記念病院が、芸術学部の各専攻が推薦する学生・卒業生の作品を病院内で展示する「清風会芸術奨励作品展」を2013年度から開催しています。

7回目となる今年度も1125 月曜日 ~1129 金曜日 に開催され、1219 曜日の表彰式において、清風会より出展者に芸術奨励賞が授与されました。

特に優秀な作品は、「芸術奨励買上賞」、「理事長特別賞」が授与され、今後も病院内に展示される予定です。


清風会「芸術奨励賞」表彰式

日時 : 20191219 木曜日 16時

場所 : 芸術学部棟 芸術学部長室

芸術奨励買上賞

作品・作者・制作年 作品画像 作品解説

作品:これから

作者:明壁美幸

芸術学研究科(博士後期課程)1年

サイズ:
H727×W910mm

制作年度:2019年

4月の終わり、いつも眺めていた枇杷の木のまだ柔らかい葉に隠れ、小さく青い実が膨らみかけていた。色付くまで待とうかとも考えたが、小さな実が可愛らしく、待ちきれずに描き留めておこうと思った。

これから移り変わる季節が多くの実りを届けてくれるよう期待を込めながら、少し眩しい日差しの間を吹き抜ける春の風が木々を揺らす様子を描いた。

作品:それぞれのあゆみ

作者:古賀稚菜

芸術学研究科(博士前期課程)2年

サイズ:
H530×W652mm

制作年度:2018年

フレスコという技法を使い描きました。フレスコは、壁に漆喰を塗り、その漆喰が生乾きの間に水または石灰水で溶いた顔料で描く技法です。絵で描かれているのは幼い頃の私です。祖父母に支えながら歩いています。今は私が祖父母を支えながら歩いています。私が母になれば子供を支えることになると思います。みんな誰かを支え、誰かに支えられながら希望を与え合いながら生きているそういう想いを作品にしました。

作品:自在置物∼伊勢海老∼

作者:門前佑奈

デザイン工芸学科4年

サイズ:
H450×W300×

D300mm可変

制作年度:2019年

私は漆を勉強していくにあたって、漆という素材はとても柔軟性のある素材だと思った。今回はこの漆の柔軟性、また漆の塗⾯の少しヌルヌルしたような、奥⾏きのある輝きを活かし「⾃在置物」という技術で海洋⽣物の伊勢海⽼を制作した。本来⾃在置物とは⾦属加⼯における技術であるが、漆の「乾漆」という仏像などでも⾒られる⿇布を漆で貼り重ねる技法を利⽤し中を空洞にして制作する事で漆でも⾃在置物を制作する事に成功した。頭・背の部分は乾漆を使⽤し漆で塗り、脚・触覚の部分は⽊を彫り組み合わせる事で動かせる機構を作り漆で塗っている。
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【お問い合わせ先】

広島市立大学 社会連携センター
TEL:082-830-1764
FAX:082-830-1555
E-mail:office-shakai&m.hiroshima-cu.ac.jp
(E-mailを送付されるときは、&を@に置き換えてください。)

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