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[11月11日~11月15日 開催]芸術学研究科に在籍する大学院生による「 松本凌介展 -此処にいて、彼処にいる。-」

ポスター

 11月11日 水曜日 から1115日 日曜日 まで、芸術学研究科(博士後期課程)2年 松本凌介の作品を展示する「松本凌介展 -此処にいて、彼処にいる。-」を開催します。
 展覧会タイトルは、現在の状況を表しています。スマートフォンなどの広まりにより、自分がいる場所とは違った場所の映像や音楽を聴くことが、現在では当たり前にできるようになりました。コロナ禍ではさらにそれが顕著になりました。アーティストのライブ配信、ZOOMでの会議などが例に挙げられるでしょう。そんな知覚の広がりが見られる状況の中で、目の前の対象を、時間をかけ、見つめ制作した絵画が伝えるメッセージは大きいのではないでしょうか。リアリズム表現には、見失った自身という存在を元の位置に戻すといった力もあると感じています。作品と直に触れ合う距離が遠くなった今、自身の作品を自身のいる場所で発表することは意義のあることだと言えます。
 現在、世界は新型コロナウイルス感染症の影響で厳しい状況が続いています。人々の中には自身を見失い、他者への攻撃や精神的に追い込んでしまう行為が見られます。そういった中で、私の作品について考えてみたとき、リアリズム表現を基に、自己と他者、視覚と存在とは何かを考え制作した絵画のメッセージは、クリアに伝わるのではないかと考えました。また、これまで関東を中心に作品を発表していましたが、自身が制作している広島で、これまでの作品と新たに制作した作品を発表し、身近にいる人々へ届けることは大事なことと言えます。

■会 期:2020年11月11日 水曜日  ~ 11月15日 日曜日 
■時 間:10:00 ~ 17:00
■会 場:広島市立大学芸術資料館5階展示室  入場無料
■出品作品:
「女神の正体」2020 F120、「Icarus2019 S30、「領域」2019 S10など油絵、素描約30
                *予告なく展示作品が変更になる場合があります。

■オンライン作品解説ギャラリートーク:11月14 土曜日 17001800
      インスタグラムアカウント【matsumoto_ryosuke_art 】


【松本凌介/Matsumoto Ryosuke 略歴】
1993 福岡県生まれ
2017 佐賀大学教育学部美術・工芸課程卒業
2019 広島市立大学芸術学研究科博士前期課程修了 修了制作優秀賞
現 在 広島市立大学芸術学研究科博士後期課程在籍中


【主    催】 展覧会実行委員会
【お問い合わせ】 芸術資料館  Tel:082-830-1821
         芸術学部分室 Tel:082-830-1507
                Fax:082-830-1658

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