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[12月14日 – 12月24日 開催] 大矢英雄教授退任記念「古典と現代の狭間にて」

 今年度で広島市立大学芸術学部・芸術学研究科の大矢英雄教授が退任されるのを記念し、「古典と現代の狭間にて」を開催します。
 大矢教授は、絵画の可能性を信じ、西洋絵画の検証をテーマとして研究・制作・教育を続けてきました。また、現代に失われた技法としてのテンペラ画を追求し、時空から解き放たれたような印象的な瞬間を細密に表現した作品を制作しています。さらには、大矢教授が指導された「光の肖像」での100点以上の被爆者の肖像画の制作プロジェクトは“絵画の可能性”を広げる成果となっています。

 今回は、大矢教授と、広島市立大学卒業の教え子たち、総勢38名の作品を一堂に紹介します。薫陶を受けて作家の道筋を探る若き精鋭作家たちの力作は、絵画芸術の魅力を存分に味あわせてくれるものとなっています。


会期:平成30年(2018)12月14日(金)- 12月24日(月・祝)
時間:10:00 – 17:00  土日は16:00まで
会場:芸術資料館5階展示室  入場無料

■いちだい知のトライアスロン講座  出品者によるギャラリートーク
  12月15日(土)1400 – 15:00
  会場:芸術資料館5階 展示室


出 品 者:大矢英雄、上西竜二、大路誠、松村卓志、寺尾佳子、湯浅ひろみ、野村幸恵、廣田真知子、山口俊郎、亀山裕昭、笹井孝太、有吉宏朗、大谷郁代、白石義和、寺林武洋、野間俊博、廣戸絵美、三木はるな、向井陽子、向川貴晃、浅野真一、友清大介、中野淳也、下薗博昭、長坂誠、橋本健佑、八嶋洋平、徳永美紀、飴本崇久、井原信次、江森郁美、山本大也、五嶋千絵、廣岡元紀、佐藤麗生、山田航平、行晃司、木須悠太 (38名)

■出品作品
大矢英雄 「白うさぎの声を聴く」 2017
亀山裕昭 「ココペリの家」 2016
笹井孝太 「アトリエの女性像」 2018
寺尾佳子 「春の夢」 2018
向川貴晃 「PREDATOR GIRL」 2017   ほか全38名の作品

              *予告なく、作品や出品者を変更する場合があります。



大矢 英雄 /広島市立大学芸術学部・研究科教授
略歴
1954 東京都台東区生まれ下町に育つ
    その後東京・目白と高円寺の美術研究所に通う
1979 東京藝術大学油画科を卒業。大橋賞受賞
    同大学美術研究大学院科油絵技法材料研究室に進み、テンペラ技法を学ぶ
1981 同大学院を修了後、画家活動開始
1982 第17回昭和会賞受賞
1984 第27回安井賞展
1985 第2回日本青年画家展優秀賞
1992 デッサン・フォーラム「今日の素描」展
1994 輝くメチエ「油彩画の写実・細密表現」展/奈良県立美術館
1998 大矢英雄画集「時の在所」(求龍堂刊)
1999 個展/東京日本橋三越
2000 広島市立大学芸術学部油絵専攻教員に着任
    個展/名古屋松坂屋
2008 – 2010 「21世紀の目」展/日本橋高島屋 他 巡回
2012  Fine Arts Exhibition in 2012 Olympic  FineArt (London)
2014 「見ること・描くこと」展 /東京藝術大学大学美術館
2016  Timeless2016「伝統の展開とその美意識」展
      (京都・大阪・東京・横浜 各高島屋)
   JAPANESE REALIST PAINTINGS /NewYorkBernaducci Meisel Gallery
無所属


【主催】芸術資料館、芸術学部油絵研究室
【お問い合わせ】芸術学部分室 Tel:082-830-1507 Fax:082-830-1658

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