国際交流・留学 International exchange and study abroad

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派遣留学の体験記 (ドイツ・ハノーバー専科大学)

芸術学部 美術学科4年  赤星 利樹さん

 ドイツ・ハノーバー専科大学
[2019年2月 ‐2020年2月]

● 留学先大学の特徴とアピールポイント
 大学には多岐にわたるデザインの領域と充実した設備、何より素晴らしい出会いがあります。デザイン学部でありながらファインアートの実践に似たプログラムが多いESKEは、油絵専攻から来た僕としては共感できることが多くて実になるものでした。学生も先生も大胆で実験的な表現の追求に意欲的で、お互いの距離も近いので誰もが表現者として相互に関わり刺激し合いながら非常に有意義な活動ができました。内容としては大学のキャンパス外を出て美術館や地域のギャラリー、多目的施設を使っての制作やプロジェクトが多く含まれ、これから社会の中で活動する表現者の1人としての大切な意味を学ぶことができました。また、世界中からやってきた外国人交換留学生とのつながりもでき、地球上の一員であると言うグローバルな意識を持てました。


〈授業の様子〉


〈制作活動の様子〉


〈制作活動中の赤星さん〉


● 留学を振り返って、留学で得たものと今後の目標は何ですか?
 多様な文化からやってきた人たちとの交流や世界の各地を旅して得た経験を通じて培われた国際的な感覚と、コミュニティーの一員としてなされるべきポジティブな表現を求めていくという意識を大切にして表現活動を続けていきたいと思います。広島に戻った今は、この地域の中へもっと入り込んで、アートを共通言語とした積極的な活動をしていきたいと考えています。


〈学内の工房〉


〈大学校舎の内観〉
2000年の万博の時の建物をキャンパスとして使っていてとてもかっこいい


● これから留学を希望する後輩へのメッセージ
 この大学には交換留学という海を越えたつながりがいくつもあり、バックアップをしてくれる心強いIEPC(国際交流推進センター)と先輩がいて、とても恵まれた環境だと思います。留学中は有名な大芸術家の生家を訪ね歩くのも、もちろん現代芸術の聖地巡礼も、また海外で活動している作家と会うことも大変良いでしょう。留学をすることで選択肢は無数に増えていき、途方もない気持ちにもなりますが、ファインアートを実践している学生にとっては新しい自分を知れて高めることのできる良い機会だと思います。金銭面が不安な方にも良い情報が転がっている場合もあるので、留学をしたいという意志が少しでもある方は、とにかく早いうちにIEPCへ相談に行くことをお勧めします。その際には留学後のスケジュールを卒業年度や進路と照らし合わせて十分考えておくことも必要です。


〈大学施設内の様子〉


〈Am Papehof という市営の学生寮〉


● 最後に
 留学を支えていただいた皆様に心から感謝し、この留学で得たつながりと経験を生涯大切にし、制作活動に励みたいと思います。


〈ハノーファー近郊の街ツェレ〉


〈Experimental Design の研修旅行にて
 Langeness 島の干潟〉


【関連リンク】


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TEL:082-830-1784

E-mail:iepc&m.hiroshima-cu.ac.jp

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