国際交流・留学
International exchange and study abroad
派遣留学の体験記 (マレーシア・マレーシア科学大学)
情報科学研究科 システム工学専攻 (博士前期課程) 2年 小島 渚さん
マレーシア・マレーシア科学大学
[2018年9月 ‐2019年6月]
● 留学先大学の特徴とアピールポイント
学部がたくさんあるので,自分の興味があるものを見つけやすいです.授業はグループワークや授業の合間にクイズ,ディスカッションがあったりと退屈しないです.現地生徒は多文化に慣れているので,彼らにとって外国人だからと敬遠せず,寛容に受け入れてくれる姿勢があります.学内にプールがあり,1回RM2(約30円)で入れます,運動不足,そしておいしいご飯でふくよかになった時は活用してください.ランニングしている人も良く見かけますが,坂があるのでしんどいかも知れません.また学内に食堂がいくつもあるので,いろいろと食べ比べしてみるのも楽しいと思います.おすすめはRed Houseというプール近くの中国系の料理が食べられるお店です.
〈友人たちと〉
● 留学を振り返って、留学で得たものと今後の目標は何ですか?
マレーシアは2020年までに先進国になるという目標があり,ITに力をいれているという話を聞いていたため,現地でコンピュータサイエンスを専門としている学生と共に学び,意欲や姿勢を見てモチベーションを上げたいと考えたためマレーシア留学を決めました.留学に行く前は,海外の大学の授業がどういうものか,想像も付かず不安でしたが,現地生徒が積極的に手を差し伸べて助けてくれたため,マレーシアでの学生生活に馴染むことができました.授業は実習が多く,グループワークを行う機会が多くあったため,知識を深めるだけでなく,知識を技術に変えることができました.今回の留学で得たものは,いろいろな物事に対する好奇心です.留学中に,マレー語,中国語,アラビア語,韓国語を勉強しました.言語だけでなく宗教,習慣などについても学びました.これからも物事に興味を持つ姿勢をもち人生を楽しんで生きたいです.
〈授業風景、先生&クラスメートと/修了証明書授与式で〉
● これから留学を希望する後輩へのメッセージ
英語初心者におすすめです.もっと英語を磨きたいのであれば他の国のほうがいいかもしれません.マレーシア人はフレンドリーで積極的に話しかけてくれます.話すことに慣れますが,ボキャブラリーは増えにくいかと思います.
生活に関しては何不自由なく過ごせます.時間があるならダンスも習えるし,ネイティブスピーカーに英語を習うこともできます.物価も安いので何をやるにも日本よりもハードルが低いです.個人の意見となりますが,マレーシアは自分らしく生きることができる国だと思います.年齢,性別,周囲の目なんて忘れて思いっきり楽しんでください.
● 最後に
マレーシア留学はわたしにとって最高の思い出になりました.協力・支援してくださった国際交流推進センターの方々をはじめ,先生方,家族,友達とマレーシアで関わった全ての人に感謝しています.今回の留学は,日本では自分らしさよりも周囲に合わせるのに精一杯で,気持ちが追いつかず,不安定な自分を何とかしたくて挑んだ留学でもありました.マレーシアでは人と違うことが当たり前です.人種も,言葉も,宗教も違う,そんな中で自分自身について考える時間を得ることができました.留学前と比べて,より胸を張って前を向いて生きていけるようになったと感じます.今後マレーシア留学をする人たちにとってもそうなりますように.
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