国際交流・留学
International exchange and study abroad
派遣留学の体験記 (中国・上海大学)
国際学部 国際学科 4年 安田 笑里さん
中国・上海大学
[2018年3月 ~2019年1月]
● 留学先大学の特徴とアピールポイント
私が通った上海大学は語学生と本科生の住むキャンパスが違い、私のような語学のみを学ぶ留学生は小さなキャンパスに通います。本キャンパスのように大きくはありませんが、最寄り駅が近く、位置的にも上海の中心地周辺にあるので、どこにでも気軽に遊びに行けます。私も上海の有名観光地である外灘や豫園、ディズニーランドによく遊びに行っていました。大学周辺は大きなショッピング街からローカルの安いご飯屋さんまで、基本的になんでもあります。郵便局や銀行もあるので、かなり便利な地区だと言えます。私は留学に行く前、一番心配だったことが友達関係でした。海外に住むの初めてで、英語も中国語も拙い状態だったので、言葉が通じない人達とどうやって仲良くなれるのか不安でした。しかし、私が入居した上海大学の留学生寮には約200人もの留学生が住んでいて、他の国の人達と関わる機会が沢山ありました。授業も20人前後の少人数で行うので友達を作りやすいです。留学生との距離がとても密接なので結果的に友達づくりに関する心配は不要でした。放課後は図書館に行って自習する人もいれば、原っぱでのんびり過ごす人もいます。キャンパス内はとても綺麗で1年間快適に過ごすことが出来ました。
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キャンパス近くのお店で友人たちと
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多国籍のクラスメイト(韓国人、タイ人、ロシア人、ウクライナ人など)
● 留学を振り返って、留学で得たものと今後の目標は何ですか?
1年間中国で暮らし、中国語を学んで語学の面白さを知りました。勉強すればするほど奥が深く、自分の言葉が通じる喜びは私の勉強のモチベーションとなりました。身についたのはもちろん語学だけではありません。国が違えば文化も違うし、その文化から染み付いた個人の性格も考え方も違います。私は人それぞれ価値観は違うからそれを尊重しましょう、視野を広げて物事を見ましょうと、義務教育の頃から教えられてきました。その大切さを頭で理解していたつもりでしたが、留学を終えてやっと本当に理解出来たように思います。私では思いつきもしないような規模の大きな夢を持っている友人からは、自分自身の可能性の大きさを、信じられないくらい心の優しい友人からは、人への思いやりを、綺麗事ではなく教えてもらいました。そして周りの目を気にする風潮のない上海での暮らしでは、刺激的で自主性を培いました。今後は留学で得た中国語スキルを磨きながら活用できるコミュニティに参加することが目標です。
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上海のタピオカミルクティー
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おいしい羊肉の串焼き
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かわいいジェルネイル
● これから留学を希望する後輩へのメッセージ
留学するには大層な理由がいるのではないか、留学は大変なことだと思う方などもいるかもしれませんが、そんなことはありません。私は元々語学にあまり興味はなく、まさか自分が留学するとは思ってもいませんでした。私が留学を考えたきっかけは、将来への漠然な不安です。大学生活が半分過ぎた頃、「大学でこれを得た!」とはっきり言えるものがないことに気づき、このまま就職してしまっていいものかと焦り始めていました。大学生のうちに、人に胸を張れるスキルと経験を確実に得たくて、留学を決意しました。こんな曖昧な理由で留学していいのか悩みましたが、行って帰ってきた今、本当に行って良かったと言いきれます。動機は何でもいいので、少しでも留学に悩んでいるなら行ってみるべきだと思います。行けば必ず何か得るものがありますし、もし何か後悔するような事があっても、やらずの後悔より、やって後悔した方が成長できるのは確かです。そして、何よりもとにかく楽しい学校生活が送れるので、ぜひ海外に出て日本では出来ない貴重な体験をしてみてください!!
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国内旅行から
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中国の美しい自然の風景
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