広島平和研究所

2017年 ヒロシマ平和セミナー2017

 

ヒロシマ平和セミナー2017

『グローバル化の限界―変容を迫られる平和・安全保障秩序―』

 

広島平和研究所では、平和研究及び国際関係研究に関心のある大学院生、公務員、メディア関係者を対象とした3日間の夏季集中講義「ヒロシマ平和セミナー2017」を下記のとおり実施しました。

                        


日程 2017年8月25日(金)、26日(土)、27日(日)
会場 広島市立大学サテライトキャンパス セミナールーム1

■主催 公立大学法人広島市立大学
■後援 (公財)広島平和文化センター

 

プログラム

8月25日(金)

I)広島・福島の被ばくの実相

13:20-14:40   「原爆体験と集合的記憶」 広島市立大学広島平和研究所教授 直野章子

14:50-16:10 「ヒロシマから福島へ、そして広島へ」 放射線影響研究所理事長 丹羽太貫

16:20-17:40 「核兵器の現状と被爆体験―核兵器の非人道性と戦争の非人道性―」 広島市立大学広島平和研究所副所長 水本和実

 

8月26日(土)

II) 国際平和と安全保障の狭間で―平和国家日本の行方―

09:30-10:50 「日本の安全保障とグローバル安全保障」 東京大学教授 石田淳

11:00-12:20 「日中関係とその行方」 東京大学教授 高原明生

13:20-14:40 「北東アジア秩序と韓日関係」 韓国世宗研究所所長 陳昌洙

14:50-16:10 「トランプ政権と日米関係の行方」 立教大学教授 佐々木卓也

16:20-17:40 「日米安保同盟と沖縄」 琉球大学教授 我部政明

 

8月27日(日)

III) 揺れる国際平和秩序とグローバル・ガヴァナンスの行方

09:30-10:50 「ポストIS時代の中東が抱える課題」 千葉大学教授 酒井啓子

11:00-12:20 「行き詰まるグローバル・ガヴァナンス」 広島市立大学広島平和研究所長 吉川元

13:20-14:40 「南シナ海問題の行方」 同志社大学教授 坂元茂樹

14:50-16:10 「東アジアにおける分裂と統合―「東アジア共同体」構想の行方―」 早稲田大学教授 李鍾元

 

ヒロシマ平和セミナー2017の講義テキストはこちら

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*セミナー実施後のアンケートでは、ほとんどの受講者から、今回のテーマに関する自身の認識・理解が「深まった」との評価をいただきました。受講者からいただいたご感想の一部をご紹介します。

≪受講者の声(一部抜粋)≫

 ○ 今回の平和セミナーでは多角的な専門的見地から今のグローバル化と国際社会の変化についてうかがうことができ、非常に充実した機会でした。質問の時間につきましてもしっかりとってくださり、疑問に思っていたことを最先端の先生方にうかがうことができ、とても有意義でした。【大学院生】

 ○ 今回はじめての参加でしたが、幅広く勉強することができました。特に中東やISに関して専門外ということもあり、知識不足な部分で聞いていても大丈夫かと思っていましたが、わかりやすく説明して下さったので勉強になりました。【大学院生】

 

○ 各分野の第一線でご活躍されている先生方の講演を集中的に聞くことができ、大変有意義でした。広島では主にリベラルな視点からの平和研究が中心であるため、安全保障を正面から扱ったこのようなセミナーはとても重要で、続けていく必要があると思いました。【メディア関係者】

 

○ 非常に得るものが多いセミナーだった。広島での「平和セミナー」というと、原爆に関するセミナーが圧倒的に多いが、1日目の直野先生の「集団的記憶」についての話に始まって、最後は李先生の「東アジア地域の重要性」に終わるという、およそ東京、大阪などの都市でもこれほど多岐にわたる講義はめったに受けることができないので、驚きと感動の連続だった。【メディア関係者】

 

○ 普段仕事をしていると、新聞かニュースでしか世界情勢を知ることができず、とても表面的な浅い知識しか得ることができないことを実感しております。今回のセミナーを通して、いかに自分が基本的なことを理解できていないかに気づき、もっと勉強していかなければという気持ちにさせていただきました。【公務員】

 

○ 素晴らしいセミナーでした。講義の内容も理解しやすく、構成も良かったと思います。広島の身近な問題から日本を取り巻く環境、そして世界的な現状となっており、日本の課題、世界の課題がよく理解できました。今後“平和”について勉強してみようと思える講義でした。非常に良いセミナーでした。より多くの方、若い方にも参加していただけるようになればよいと思います。【公務員】