広島平和研究所

ヒロシマ平和セミナー2019

「ヒロシマ平和セミナー2019」

 

広島平和研究所では、下記のとおり「ヒロシマ平和セミナー2019」を開催しました。

           

日時:2019年6月15日(土)13:30~15:10

会場:広島市立大学サテライトキャンパス セミナールーム
   (広島市中区大手町4―1―1 大手町平和ビル9階)


講演 I 「グローバル化と民族主義の相克―エスニック政治の復活と『自国第一主義』の行方-」 

  
【講演者】 広島市立大学広島平和研究所教授 吉川元(キッカワ ゲン)

【講演の概要】
冷戦の終結から30年を迎える今日、国際社会は国際政治秩序の大変動期に直面している。グッドガバナンスのグローバル化が停滞する一方で、エスニック政治や民族主義の台頭が著しい。また、米国トランプ大統領が掲げる「アメリカ・ファースト」に象徴される自国第一主義の動きが勢いを増している。今なぜエスニック政治の台頭なのか。今なぜ自国第一主義の台頭なのか。なぜ国際統合の動きが止まり、国際社会の分離・分裂の動きが始まったのか。今日の国際社会が直面する国際政治秩序の危機の構造と国際平和の行方を論じる。



講演 II 「PRの歴史社会学―平和の創造につながる関係性とは」 


【講演者】 広島市立大学広島平和研究所准教授 河炅珍(ハ キョンジン)

【講演の概要】
今日の世界では平和の創造がますます重要な課題となっている。とくに、国際問題の解決や合意形成において世論の支持を得るためのコミュニケーション戦略への関心が高まっている。そのような中でアメリカをはじめとする主要国では、企業や政府はもちろん、国際機関やNGO、NPOによるPR活動に注目が集まっている。本報告では、日本では「広報・宣伝」として知られるPR概念の理解を深めるために、歴史に光を当てる。PRは、そもそもどのような社会を基盤にして生まれ、誰によって、なぜ、用いられるようになっただろうか。この問いを通して、PRを手がかりに、平和の創造につながる関係性を検討してみたい。