広島平和研究所

連続市民講座(2004年度)

戦争と平和――文化・思想・運動からのアプローチ


■概要 
 広島に関わりの深い世界的に著名な彫刻家、イサム・ノグチは、第二次世界大戦の経験から、平和は「遊び」あるいは「レジャー」の中に求めるべきであるという考えに達したと言われています。この場合の「遊び」とは、宗教、絵画、彫刻、音楽、文学など豊かな精神を創造するさまざまな人間活動と、そうした社会活動を通して作り上げられる調和的人間関係という意味を含む言葉として使われています。

 個人的なレベルでは日々仕事に追われ、社会的・政治的レベルでは公共意識の荒廃が進む今日、私たちは精神的な余裕を持てなくなるような状況にますます追い込まれています。したがって、今回の講座では、「平和」の問題を人間のさまざまな文化活動と思想の観点から検討することを試みます。
 
■日時:  10月15日、11月5・26日 金曜日

    10月27日、11月10・17日、12月1・8・15日 水曜日 全9回
    19:00~21:00(講義90分、質疑応答30分)

■会場:広島市まちづくり市民交流プラザ 北棟6階 マルチメディアスタジオ
(広島市中区袋町6番36号 TEL 082-545-3911)

■講義内容等 

(1) 10/15(金) 福井 治弘/広島平和研究所所長 

「『戦争と平和』を考える新しいアプローチの必要性」 
(2) 10/27(水) 宇野 昌樹/広島市立大学教授 

「イスラームにおける戦争・平和観」 
(3) 11/5(金) 小沢 節子/早稲田大学非常勤講師 

「ヒロシマの平和運動と『原爆の図』」

(4) 11/10(水) 水本 和実/広島平和研究所助教授 

「広島の平和運動――その歴史と展望」 
(5) 11/17(水) 加納 実紀代/敬和学園大学教授 

「ヒロシマとフェミニズム」 
(6) 11/26(金) 高橋 博子/広島平和研究所助手 

「福竜丸事件と原水禁運動 」
(7) 12/1(水) 米田 佐代子/元・山梨県立女子短大教授 

「『世界民』としての平塚らいてう――『全面的世界的平和』の可能性に寄せて」
(8) 12/8(水) 田中 利幸/広島平和研究所教授 

「反戦主義者に転向した軍人――水野広徳の思想」 
(9) 12/15(水) 田中 利幸/広島平和研究所教授 

「ゴジラの平和学――日米ゴジラ映画の比較分析」