広島平和研究所
連続市民講座(2007年度前期)

世界の平和思想と実践――その多様性と普遍性を探る  

 

■概要 
 人類はこれまで長きにわたって平和を求め、努力してきました。しかし、「平和」の内容は、時代や地域、民族、文化によって異なり、必ずしも一様ではありません。例えば「平和」とはこれまで、国家間の武力紛争としての「戦争」がない状態と理解されてきましたが、今日では「自由」や「民主主義」といった価値観を伴うものとして理解され、さらには人間の生きる権利の土台としても意識されています。そして安全保障や軍縮といった政治的枠組みにとどまらず、「暴力や対立のない社会」といった捉え方のように、より包括的な問題としても受けとめられています。内戦やテロが非常に大きな問題となっている現在では、異なる文化や宗教をもつ人々の間の「和解」が緊急に求められているのは言うまでもありません。
 本講座では、改めて平和構築はどのようになされるべきか、いかにして和解が可能となるのかを考える素材として、世界のさまざまな地域における平和思想、反戦や和解のための取り組みの実例を紹介していきます。そこから「平和」の普遍性を探っていくことができればと考えています。


■日時:5月24・31日、6月7・14・21日 木曜日 全5回

     18:30~20:30(講義90分、質疑応答30分)


■会場:広島市まちづくり市民交流プラザ 北棟6階 マルチメディアスタジオ
     (広島市中区袋町6番36号 TEL 082-545-3911)

 

■講義内容等

(1) 5/24(木) 永原 陽子/東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所准教授 

「南アフリカ『真実和解委員会』の経験」
(2) 5/31(木) 竹本 真希子/広島市立大学広島平和研究所助教 

「20世紀ドイツの平和思想と運動」  

(3) 6/7(木) 飯島 みどり/立教大学法学部准教授 

「孫たちの小さな戦闘」

(4) 6/14(木) 宇野 昌樹/広島市立大学国際学部教授 

「国際情勢とイスラーム――イスラーム原理主義をめぐって」
(5) 6/21(木) 福間 良明/香川大学経済学部准教授 

「『反戦』の語りの変容」 

 
市民講座の内容は、当研究所機関紙掲載の記事でご覧いただけます。

『HIROSHIMA RESEARCH NEWS』第10巻2号内記事) 

 

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