広島平和研究所
連続市民講座(2009年度後期)

ドイツ現代史を読みなおす──「ベルリンの壁」開放から20年

 

■概要 
 2009年11月は東西ドイツを隔てていた「ベルリンの壁」が開放されてから20年に当たります。これを機に今回の連続市民講座では、ナチ政権成立から現代に至るまでのドイツ史の主要な問題を取り上げ、ドイツ現代史を改めて読みなおすことで、ドイツへの理解を深めることを目指します。戦争責任、戦後処理、その後の周辺国との関係、再軍備の問題、そして経済復興など、しばしばドイツは日本の歴史との比較で語られますが、詳しい政治状況、時代の背景などは実際はあまりよく知られていないのではないでしょうか。

 今回はとくに、ヴァイマル(ワイマール)共和国崩壊からナチ政権成立の道筋とその統合実態、西ドイツの平和運動の特徴と歴史的意義、「第二の建国期」とも呼ばれる1960年代の西ドイツの社会の変化、戦後ドイツの国際的な信頼回復への歩み、ナチズムおよび戦争の記憶とそれに関する議論、そしてドイツ統一後の東西格差と「心の壁」の問題、さらに現在のドイツの海外派兵と「平和」の問題などについて議論します。

 

■日時:10月2・9・16・23・30日 金曜日  全5回 

     18:30~20:30 (講義90分、質疑応答30分)


■会場:広島市まちづくり市民交流プラザ 北棟6階 マルチメディアスタジオ
     (広島市中区袋町6番36号 TEL 082-545-3911)

 

■講義内容等

(1) 10/2(金) 田村 栄子/元・佐賀大学文化教育学部教授 

「ナチズムとは何だったのか―― ヴァイマル民主制からナチス独裁体制へ」
(2) 10/9(金) 竹本 真希子/広島市立大学広島平和研究所講師 

「西ドイツの平和運動」
(3) 10/16(金) 安野 正明/広島大学大学院総合科学研究科教授 

「西ドイツ『第二の建国期』――1960年代の独日比較」 

(4) 10/23(金) 石田 勇治/東京大学大学院総合文化研究科教授 

「ナチズムと戦争の記憶――『過去の克服』の観点から」
(5) 10/30(金) 木戸 衛一/大阪大学大学院国際公共政策研究科准教授 

「統一ドイツとヨーロッパの『平和』」
 

市民講座の内容は、当研究所機関紙掲載の記事でご覧いただけます。

『HIROSHIMA RESEARCH NEWS』第12巻3号内記事)

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