広島平和研究所

連続市民講座(2011年度後期) 

核エネルギーと日本社会――歴史と展望

 

 広島平和研究所では、2011年10月7日から11月4日まで広島市まちづくり市民交流プラザにおいて、下記のとおり2011年後期の連続市民講座を開催しました。 

 


 

■講座名:核エネルギーと日本社会――歴史と展望
【概要】 
 東日本大震災後の福島原発事故は、多くの人々にとって核エネルギー(原子力)の「安全神話」の崩壊を意味しました。これまで日本社会がいかに核エネルギーに依存しつつ「便利」な生活を享受してきたかを思い知らせることとなったのです。同時に福島原発事故後の報道は、日本の中で「被爆と被曝」に対する知識が十分に共有されていないこと、つまり広島・長崎の経験がまさに日本社会の中に十分浸透していないことも露呈させました。「ノー・モア・ヒバクシャ」というヒロシマ・ナガサキの教訓は、十分生かされてこなかったと言えるでしょう。

 いまこそ我々には、核エネルギーについての深い知識と、未来を見据えた冷静な議論が求められているのではないでしょうか。本講座ではそのための試みとして、福島原発事故以前から核エネルギーの問題に取り組んできた研究者の話を伺います。さまざまな分野の専門家が、1)原発依存体制をもたらした日本の社会システム、2)原爆以外の核被害者を含めた「グローバル・ヒバクシャ」問題、3)核エネルギーが人体に及ぼす危険性と影響、4)福島の事故後、先進国の中でいち早く脱原発を決めたドイツの事情、5)安心と安全の世界へ向け日本が今後進むべき道、などについて報告します。

 

■日時:10月7・14・21・28日、11月4日 金曜日 全5回
     18:30~20:30(講義90分、質疑応答30分)


■会場:広島市まちづくり市民交流プラザ 北棟6階 マルチメディアスタジオ
     (広島市中区袋町6番36号 TEL 082-545-3911)

 

■講義内容等 
 (1) 10/7(金) 武田 徹/ジャーナリスト、評論家、恵泉女学園大学教授
「満州国・ハンセン病・原子力──日本近代史の中で福島原発事故を考える」
(2) 10/14(金) 高橋 博子/広島市立大学広島平和研究所講師

「かき消されたヒバクシャの声――グローバル・ヒバクシャと日本社会」

(3) 10/21(金) 鎌田 七男/広島原爆被爆者援護事業団理事長

「核エネルギーが人体に及ぼす危険性――医学的見地から」
(4) 10/28(金) 西田 慎/神戸大学非常勤講師
「脱原発への道――ドイツの例から」
(5) 11/4(金) 小沼 通二/慶應義塾大学名誉教授
「核(エネルギー)の危険性と平和」 

 

 市民講座の内容は、当研究所機関紙掲載の記事でご覧いただけます。

(『HIROSHIMA RESEARCH NEWS』第14巻3号内記事)



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