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ロングインタビュー第3回

菊地さん

情報科学部情報工学科4年 菊地 香里さん
(大学案内2013「Voices」掲載)

■ 情報科学部を志望した動機を教えてください。
もともと医療系の学部に興味があったんですが、高3の時に、「ブラッディ・マンデイ」というテレビドラマのハッキングシーンについて書かれたブログを偶然見つけて読んで、とても面白いと思ったことがきっかけで、情報セキュリティに興味を持ち、地元で情報系の大学である本学情報科学部を選びました。

■ 菊地さんは、本学初の「セキュリティ&プログラミングキャンプ」卒業生と伺いました。このキャンプに参加したきっかけについて教えてください。
私が情報科学部に進学するきっかけとなったブログを書いた方が、キャンプの卒業生だったんです。ブログにはキャンプの内容が書かれていて、大学生になったら是非参加してみたいと考えていました。

■ キャンプの内容について教えてください。
独立行政法人情報処理推進機構が主催する、情報セキュリティやプログラミング技術への意識と技術をもった若い人材の発掘・育成が目的のキャンプです。

■ キャンプではどのようなことを学んだのですか?
4泊5日の合宿形式で、全国から選抜された約60人の受講生と一緒に、情報セキュリティ基礎やプログラミング入門などの基本科目からクラス別専門科目まで、業界の第一線で活躍している講師の方々による授業を受講しました。どの科目も面白かったのですが、同時に自分の実力不足を痛感しました。キャンプでは、パケット解析にかなりの時間を要しました。そのおかげで、技術が身についたのはもちろんのこと、精神的な面が鍛えられました。耐え抜いたという達成感があったというか。また、同年代の受講者と情報交換もでき、今もメール等で交流を続けられていることは一つの成果だと思います。

■ 一番印象に残ったこと言葉はありますか?
「キャンプに参加した以上は、とにかく手を動かせ。地道に作業を積み重ねれば結果が出る。」という講師の言葉です。学ぶ上で、足踏みをしている時間はないことを実感しました。

■ 大学ではどのような勉強をしているのですか?
主にネットワークソフトウェアを学んでいます。今は、「アンドロイドアプリ」や「WiFiダイレクト」を研究テーマにしています。このテーマはおもしろいので、大学院に進学して引き続き研究したいと思っています。もともと関心のある情報セキュリティについては、セキュリティ診断勉強会など、学外での勉強会に積極的に参加しています。こういった勉強会は、大学での勉強とは別のものと考えています。大学の授業では基礎を学びますが、勉強会では、「基礎を使って何をするか?」が重要なので、どれだけ自分のものにしているかが試されます。研究と勉強会の両立は実際大変で多忙ですが、とても充実しています。

■ これから本学を志望する学生にメッセージをお願いします。
学生生活を送る上で、興味があることを極め、自身の強みを見つけてください。