国際交流・留学 International exchange and study abroad

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派遣留学の体験記 (カナダ・エミリー・カー美術デザイン大学)

芸術学部 デザイン工芸学科 3年  原 彰吾さん
 
 カナダ・エミリー・カー美術デザイン大学
[2020年1月 ‐2020年4月]

● 留学先大学の特徴とアピールポイント
 エミリー・カー美術デザイン大学は、カナダにある芸術大学で最も優れた教育機関です。アニメーションの教育も非常に充実しており、芸術とデザインの大学でより専門的に勉強することができました。また学生のモチベーションが高く活気に溢れた環境は、今の自分にとっては大変有意義なものになりました。この経験は今後の人生の基準になると思います。英語が不十分な自分でも温かく受け入れ、まるで家族のように接してくれた現地の学生や先生と出会えて本当によかったです。新しい校舎になってから数年しか経っていないので、工房や教室はとても綺麗でした。

<大学校舎の様子>

<雪のキャンパス>


● 留学を振り返って、留学で得たものと今後の目標は何ですか?
 目標は、アニメーション監督になることです。今回の留学で継続的で発展的なクリエイティビティとモチベーションを得たと同時に、多様な価値観やそれぞれの将来に触れたことでその目標に少し近づけた気がします。留学の期間は3ヶ月と短いですが、実際に留学してみると遠くにあると思っていたものが意外と近くにあったり、日本にいたら絶対に知らないままでいたものに出会うことが出来ました。まずは行動すること、伝えること、そして何より経験することの大切さを知りました。

<授業風景>

<大学展示の様子>


● これから留学を希望する後輩へのメッセージ
 留学は、決して難しいことでも大変なことでもありません。一度やってみたいと思ったのであれば、最後まで諦めずに実行することが大切です。その積み重ねで自分の可能性を広げられるなら、何でも全力でやってみるのが良いと思います。自分でも、英語が全く出来なかった1年半後に海外で生活しているとは夢にも思いませんでした。それでも多くの友達と素晴らしい経験ができたのは、今までの大学での準備があったからだと思っています。まだまだ目標には遠いですが、今できること、今しかできないことを一緒に楽しみましょう。

<学食の様子>

<大学で振舞われたランチ>


● 最後に
 大学がとにかく楽しかったです。周りは刺激と活気に溢れ、お互いに認め合い切磋琢磨できる環境にはなかなか巡り会うことはできないと思います。大学のクラブ活動や観光、授業を通して人と繋がり、こんな自分でも大切に思ってくれる人がいるものなのかと感動したのも覚えています。今ではものづくりの大切な仲間です。
 留学当初は雨や雪がとても多く、また最初のホームステイはなかなか馴染めず苦労しました。ホストファミリーやルームメイトはとても優しく、簡単な英語しか理解出来ない自分に分かるまで話してくれたのが印象的です。新型コロナウイルスが流行する頃には新しい清潔な家に引っ越し、制作に集中することが出来ました。新しい仲間にも出会うことができ、少し期間は短くなりましたが、ほぼ予定通りの留学でした。
 もしあなたがお金がなくて留学ができないと思っているのであれば、心配することはありません。今回は、国際交流推進センターの皆さんや給付型奨学金のおかげで、決して裕福とは言えない自分でも留学を実現させることができました。まだ大学生だからこそ、留学に時間を使ってみるのもいいと思います。やってみたいという気持ちと、それを証明する姿勢を大切にしてほしいです。
 

<通学路の様子>

<自然公園>


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