国際交流・留学 International exchange and study abroad

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派遣留学の体験記 (フランス・オルレアン大学)

国際学部 国際学科 4年  近藤 桃乃さん

 フランス・オルレアン大学
[2018年9月 ‐2019年8月]

● 留学先大学の特徴とアピールポイント
オルレアン大学には、日本語コースがあって日本語を勉強しているフランス人学生も多いので、友達が出来やすいと思います。街は大きすぎず小さすぎず治安も良くて穏やかなところです。パリまで電車で一時間ほど、バスで二時間ほどで行けるのでアクセスもとても良いです。街での交通手段はトラムまたはバスでとてもシンプルです。大学の寮は校舎のすぐ近くにあり、市内に行くのにはトラム一本で30分ほどです。また、観光地と違って外国人だからと言って英語で話しかけてくる人はいないので、お店などでも常にフランス語しか使わないからとても勉強に向いた環境です。大学寮から少し歩いたらスーパーや銀行もあるので生活には全く困りません。


〈クラスメイトたちと/友人たちと〉

● 留学を振り返って、留学で得たものと今後の目標は何ですか?
自分とは違う文化を持った人との関わりで考えた事は、自分の中に今までなかった考えでいいと思ったものは自分に取り入れて、また反対に自分の考えや文化を伝えて知ってもらい、互いを尊重するという事です。様々な背景を持った人と関わることによって、たくさん新たなことに気づくことができ、自分を見つめる機会もたくさん持てました。私のこの留学生活で一番大きかったものは、大切な人たちとの出会いです。日本で学生生活を送っていたら、出会えることのできなかったたくさんの人に出会い、それぞれに刺激をもらって自分の考え方、視野も豊かになったと思います。日本を外から見て、日本の良い点悪い点をたくさん見つけることができました。フランスで出会った大好きな人たちに自分の国をもっと知ってもらいたいという気持ちも芽生えました。また、日本を好きだったり興味も持っている人にたくさん会いましたが、やはり日本に実際に訪れたことのない人は日本について簡単なイメージを持っているだけなので、日本の文化、日本人からみる日本をフランス語で発信しようと考えています。

    
〈友人たちと/市内の公園でピクニック〉

● これから留学を希望する後輩へのメッセージ
もしフランス留学行きを迷っているのであれば、絶対に行ってマイナスなことは何もないと自信を持って言えます。不安なことなどがあればぜひ話を聞くので連絡していただけたら、いくらでもポジティブに背中を押させてもらいます。

● 最後に
留学中で楽しかったことは毎日の何気無い日常です。落ち着ける友達とただゆったりと過ごす大学寮での日々が、一番の大切なフランス生活での思い出です。せっかくフランスに留学しているんだったら外に出て、ショッピングしたり外食しなきゃもったいない、という意見もあるかもしれませんが、日本にいたら毎日バイトと大学の行き来で、そのような時間は取れなかったので、大切な人たちと過ごす日々が一番貴重でした。そのおかげでフランス語力も伸ばすことができました。もちろん、バカンス中はフランス国内旅行や国外旅行もたくさんしていろいろな経験ができました。辛かったことは、この一年間で出会った大切な人たちとお別れしなければならなかったことです。おかげで日本は全く恋しくなりませんでした。一年間の留学だと長いねと良く言われますが、本当に時間が立つのは早かったです。それでも毎日充実していて、いまでも鮮明に何月何日何をしていたか思い出せます。大学での勉強や出会い以外にも、Workawayや詐欺、旅行など様々な貴重な経験をしました。詳しくは、一緒にオルレアン大学に留学していた山本夏名さんとYouTubeアカウントを作って動画を配信しているのでチェックしてみてください。

 
〈街のカテドラル/大学内の湖〉

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