国際交流・留学 International exchange and study abroad

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派遣留学の体験記 (ドイツ・ハノーバー専科大学)

国際学部 国際学科4年  重村 美月さん

 ドイツ・ハノーバー専科大学
[2018年8月 ‐2019年7月]

● 留学先大学の特徴とアピールポイント
 ハノーファー専科大学は、広島市立大学と同様にビジネス学部があれば芸術学部もあります。キャンパスが分かれていますが、ドイツ語のクラスを通して様々な国から来た他学部の学生と知り合える機会があることはとても魅力的です。私も実際に語学カラスで出来た友人と交流を深めました。語学クラスのレベル分けも豊富であり、そのため少人数で授業を受けることが出来ます。大学からのオリエンテーション(強制収容所見学や街ツアーなど)の提供も度々あり、他の留学生たちと交流しながら学びを得る機会があることも魅力の1つです。


 <大学校舎の様子/大学近辺の様子>


<友人たちと>

● 留学を振り返って、留学で得たものと今後の目標は何ですか?
 自分で考え行動する力、というのが留学中に最も身に付いたことだと思います。というのも、やはり頼れる人の少ない中でも問題は起こるので、自分のつたない語学力を駆使しながら手続きを進めたり、問題を解決するということは、自分で交渉しどうにか物事を進める力をつけるには良い機会でした。語学力はもっと高めていきたいので、日本でも話せる機会を見つけていきたいです。


<授業の様子>

 
<学食ランチ>

● これから留学を希望する後輩へのメッセージ
 慣れない環境に半年~1年間住むということはなかなか勇気のいることですし、大変なこともたくさんあります。しかしそんな中で違う文化を持った友人が出来たり、彼らと交流することで刺激的な日々を送ることが出来ました。
 「アジア、例えば日本・中国・韓国って人とか文化とか、どれがどれだかわからないって思ってたけど、ちゃんと関わると私たちに似てたり全然違ったり、それぞれいいところがあるよね」とイタリア人の友人に言われた言葉が私は強く印象に残りました。そんなこと当たり前じゃないか、と思うかもしれませんが、私はこの留学していた1年間でいくつもの当たり前だと思っていたことが、国や人によって当たり前ではなかったことを思い知らされました。もちろん気の合わない人もいるとは思いますが人と関わることは本当に大切だと思います。私もあの場面であの人ともっと仲良くなれるチャンスがあったのに!なんであの時話しかけてみなかったんだろう、と思い返すとたくさん出てきます。
 周りの留学に行った人のほとんどが、まだ帰りたくない、もしくはもう一度留学に行きたい、というような気持ちであると言っています。その気持ちのほとんどがそこで出来た仲間によってなのではないかと私は思っています。皆さんはこれからですので、是非海外に飛び込んで、より多くの人と関わり、学び、楽しく充実した経験をしてほしいです。


<水辺でピクニック>

 
<ユダヤ人迫害慰霊モニュメントを訪れて>

● 最後に
 私はハノーファーの街は広島と似ているな、と感じました。田舎過ぎず、都会過ぎず、というところです。ビジネスや語学のキャンパスは中心部から15分圏内で、近くにも大きな湖や公園があります。夏はそのような湖のほとりでピクニックをしたり、散歩が出来、冬はクリスマスマーケットなどを回ったりと、季節ごとのイベントを楽しむことができました。
 ハノーファーは広島の姉妹都市であるため、8月6日には小さな古い教会で平和式典が行われます。私は広島で参加していたのでハノーファーの方には出られなかったのですが、このような他国の中で広島を見るというのも、貴重な機会だと思います。
 そんなハノーファーに1年間留学でき、とても嬉しく思っています。 


<近くの湖/ハノーバーの街並み>

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