国際交流・留学 International exchange and study abroad

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派遣留学の体験記 (中国・上海大学)

国際学部 国際学科  4年  平良 仁樹さん

 中国・上海大学
[2018年3月 ‐2019年1月]

● 留学先大学の特徴とアピールポイント
 上海という都会に面した大学というだけあって、交通の便や食生活に対しての不便は一切感じませんでした。日本に対して興味を示す学生、日本語を学習している学生も少なくないので、中国人の友達を簡単に作ることができます。1クラスがだいたい20人以下で、上海という大都市なので、ほんとに様々な国から留学生が来ていたという印象でした。ほかの国から来ていた留学生たちは、授業はただ中国語を学ぶだけでなく、時折自分の国について紹介したり、各国の違いについて討論したりと、自分的にはすごく充実した内容だったと思います。みんな中国語がたとえ話せなくても、積極的に授業に参加したり質問したりと、自由に発言できる環境だったので日本よりも発言しやすく、自分の語学力を伸ばすと同時に、ほかの国に対しての理解を深めることもできると思いました。

<友人たちと>

 

<授業風景>


● 留学を振り返って、留学で得たものと今後の目標は何ですか?
 一年近くも中国で生活をしていたので中国語は学べたと思います。生活するときに必要な会話や、軽い日常会話などは問題ないと思います。ですから、これから日本で生活するにあったて、中国語を話す機会というのは圧倒的に少なくなると思うので、引き続き学習を進めていきたいです。
 あと現地で得たものは外国人の友達です。留学に行ったばかりの時は、ただの外国人という認識に過ぎなかった人たちが、自分が中国語を少しずつ話せるようになる中で、だんだん彼らとコミュニケーションが取れるようになり、何を言っているのか、言いたいのかが理解できるようになりました。そのことで、彼らの特徴や性格、日本人とは違った部分などもはっきり感じることができました。日本にいたときは、ただの知らない外国人だった人たちが、中国語というツールを通じて繋がることができたというのは、私にとってすごく貴重な財産になったと思います。これからも大切にしていきたいです。
 最後に、私は日本にいるときは、日本は今も今後も豊かで恵まれているのが当たり前という認識の中で生活をしていました。でも、今回の留学を通して、そうではないということを感じることができました。日本人であるという安堵感に流されることなく、常に自分の成長を追い求めて生活していきたいと思うようになりました。なぜなら、そうしなければ、これからますます加速化するグローバル化の波についていけないような気がしたからです。このことに気が付けたのも留学のおかげかなと思います。
 まとめると、この留学で得たものはたくさんあり、語学、海外の友達、危機感などです。今後の目標は、様々なことを学び、自分自身を磨き、この留学で得たことや知ったことを生かせるように、日本と海外を結ぶような企業に就職できるように就活していきたいです。

 <大学寮の様子>
 

● これから留学を希望する後輩へのメッセージ
 留学という素晴らしい機会を体験するなら、大学生という時期が一番だと思います。社会に出てしまったら、留学して何かを学ぶ機会はあまりやってこないと思います。ほかの国に行き、その国の文化を生で体験して、外国語を学び、食文化を体験する、人の考え方や感覚までもが違う、また、日本が世界でどう思われているのか、海外の人たちが、どれだけ生きるために頑張っているのかなど、日本にいたら感じることなどできないことを、率直に感じることができます。そんな貴重な体験ができる留学は、行きたいという気持ちがあるのなら、絶対行っておくべきです。今後の人生の参考にもなると思います。


<上海の様々な風景>


<北京への旅行から>
 

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