国際交流・留学 International exchange and study abroad

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派遣留学の体験記 (フランス・レンヌ第2大学)

国際学部 国際学科 4年 畑中 直人さん

 フランス・レンヌ第2大学
[2016年8月 ‐2017年6月]

● 留学先大学の特徴とアピールポイント
レンヌ第2大学は街の中心地近くに位置しており、更に大学の前には地下鉄の駅とバス乗り場があるため利便性に優れています。私のいたフランス語学校の施設(CIREFE)は、このレンヌ第2大学の敷地内にあり、フランス国内で質の高い教育と生徒の満足度から高い評価を得ているため、各国から様々な人が集まっており大変国際色豊かな学校です。この語学学校では、年間を通じてパーティーやオペラ鑑賞など様々なイベントが開かれ、本学との生徒と交流する催しも開かれます。その中で、私はフランス国内を遠足する企画に参加し、ロワール地方のお城を訪れました。コーラス部や映画製作部や軽音楽部等のサークルもあり、私は前期からコーラス部に入り、学期末にはコンサートで発表しました。


● 留学を振り返って、留学で得たものと今後の目標は何ですか?
留学中には色んなことにチャレンジしました。サークル活動、お店の手伝い、そして学部生パーティーへの参加など、どれも最初は自信が持てず、チャレンジする意味が見いだせないと落ち込んだりもしましたが、その中に多くの貴重な発見や出会いがあることを知りました。自分の留学生活を振り返ると、「しなかった後悔より、した後悔」という言葉があるように、挑戦することそのものが自分を大きく成長させ、力を与えてくれたと思います。私は人見知りなとこがあるので最初は交友関係で苦労もしましたが、この留学を通して、現地で仲の良い友人もでき、充実した留学生活を送ることができました。


● これから留学を希望する後輩へのメッセージ
留学をするということは、異文化理解や国際的視野を広げることができるだけでなく、自分自身を見つめ直す良い機会となると思います。留学中は、時に自分との戦いになります。日本とのギャップ・言語の壁などの困難に面した時、それをどのように乗り越え、活かしていくかはその人次第です。困難を好機と捉え、未知の状況・環境から学び適応しようとする力、何よりどんなことも楽しむ積極的な姿勢が必要になるかと思います。「派遣留学」という限られた時間の中で、自分のやりたいことを達成し充実した生活を送るというのは、ただ留学するだけで得られるものではありません。ライフスタイルの違いで周りに溶け込むことができなかったり、ストレスを感じる場面もあります。最後はやはり自分がそのような場面にどう向き合うかが大切で、最初は言葉の壁や文化の違いにつまずいても、自分から突っ込んでいく行動力と前向きなハートがあれば必ず楽しい留学生活を送ることができます。



● 留学を終えて
私はフランス語学学校に2学期(1年間)通い、かかった授業料は合計約20万程度でした。フランス語の本場で、リーズナブルに語学力を鍛えることができたと思っています。国際機関や途上国の現場ではフランス語が英語に次いで話されていると言われており、実際、自分は派遣留学を終えた後、ルワンダでNPOのインターンをしたのですが、現地でフランス語を使う機会がありました。将来、国際開発や人道支援などの道で働きたいと考えている人はフランス語を習得することをお勧めします。

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