学部・大学院
情報工学系

情報科学研究科( 博士後期課程)
情報科学専攻 情報工学系
次世代の情報科学の技術的基礎となる
ハード& ソフト開発やネットワーク工学を研究
教育研究内容
コンピュータ工学
コンピュータ工学分野は、コンピュータシステムそのものを対象とする研究分野であり、情報科学の基礎となる要素技術を研究しています。コンピュータシステム開発の基礎となる論理回路の設計に関しては、「論理回路・システムの設計と解析」、「VLSI設計自動化」の専門分野を設置しています。また、ハードウェアだけでなくソフトウェアとの連携も含めた観点から研究を行う「並列処理アーキテクチャ」「プロセッサアーキテクチャとその性能評価」の専門分野も設置しています。近年、コンピュータシステムが社会生活に欠かせないものとなり、システムに対する信頼性要求が高まっています。これに応えるために「ディベンダブルコンピューティング」という専門分野も設置しています。
ネットワーク工学
ネットワーク工学分野は近年高度に発達を遂げ、大きな社会的影響を持つに至った新しい研究分野で、これは多様かつ複雑な通信サービスを実現するネットワークソフトウェアの設計研究を担当する「ネットワークソフトウェア」、遠隔講義など教育利用の高度化の実現・研究を行う「マルチメディア情報通信」、通信・放送協調型ネットワークを研究する「電波メディア」、通信サービスの高信頼化、通信プロトコルの高度化に関わる諸技術を研究する「通信制御アルゴリズム」の各専門分野からなります。これらの専門分野において、オブジェクト指向技術の研究、電波を利用した通信・システムの研究、ネットワーク性能の分析・評価の研究、モバイルネットワークの制御・応用の研究も行っています。
コミュニケーション基盤工学
離れた多地点のヒト、モノ、情報、機能がインターネットにつながり、いろいろな方法で互いに結合することで、今までとは違う情報の使い方や暮らしの支援ができる社会インフラが構築されようとしています。コミュニケーション基盤コースはコンピュータネットワークや社会ネットワークといったモノとモノとの関係が描けるものがすべてつながるネットワークを研究対象とします。ネットワークの構成要素のつながり方のパターンの研究やセンサーシステムなどネットワークの構成要素そのものに関する情報物性技術、さらにはセンサーから得られた膨大な情報を処理する技術の研究教育を行い、新しいコミュニケーション基盤に対応できる人材を育成します。
教員一覧
系・研究指導単位 | 担当教員 | 担当内容 |
コンピュータ工学 | 教 授:若林 真一* | 論理回路・システムの設計と解析 |
教 授:弘中 哲夫* | リコンフィギャラブルシステムの設計と応用 | |
教 授:井上 智生* | ディペンダブルコンピューティング | |
教 授:永山 忍* | 論理設計とスイッチング回路理論 | |
教授:市原 英行* | ストカスティックコンピューティング | |
准教授:川端 英之 | プログラミング言語処理系とソフトウェア開発環境 | |
ネットワーク工学 | 教 授:石田 賢治* | 通信サービスの高信頼化、通信プロトコルの高度化 |
教 授:西 正博* | ワイヤレスネットワークシステム | |
教授:大田 知行 | モバイルネットワーク | |
准教授:舟阪 淳一 | 自律分散制御のためのネットワークソフトウェア | |
准教授:小畑 博靖 | 通信ネットワーク制御の設計および高度化 | |
准教授:河野 英太郎 | ネットワークセキュリティ | |
コミュニケーション 基盤工学 |
教 授:前田 香織* | ネットワークアーキテクチャ設計および マルチメディア通信応用 |
教 授:田中 公一* | 光センサ、放射線センサの基礎研究と センサシステムの構築 |
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教 授:高野 知佐* | 大規模複雑ネットワークの分析と制御 | |
准教授:八方 直久 | 3D原子イメージング科学の 先端センサ材料創成への応用 |
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准教授:高橋 賢 | 高信頼な無線通信方式と電波測位方式 | |
准教授:稲村 勝樹 | 情報セキュリティ、ネットワークセキュリティ、暗号理論 |
授業科目の概要および担当教員については、令和4年4月1日現在のものです。(*︓主指導教員)